最近、キリンやアサヒといった、大手ビール会社が出しているクラフトビール。
「クラフト」=手作りのイメージですね。
いったい、どういうビールなのでしょうか?
お酒好きとして調べてみました。
クラフトビールとは?地ビールとの違いは?
まず、クラフトビールとは、どういうビールを指すのでしょうか?
「クラフト(Craft)」 とは、職人が造り出す工芸品のこと。
アメリカでは、クラフトビールの定義が決まっています。
小規模なブルワリーで、生産量は年間70万kg以下。
クラフトビール会社以外の大手酒造メーカーに所有されておらず、独立していること。
そして、伝統的であることだそうです。
日本では、そのまま定義が当てはまるわけではないようですね。
大手ビールメーカーのキリンやアサヒが参入しています。
日本では、成文化された定義は、まだありません。
なんとなく、
小規模なブルワリーで、
高い技術を持ったビール職人が、
こだわりを持って作った、
美味しいビール!
のことを、クラフトビールと呼んでいる感じです。
ん?それって地ビールじゃない?
そう思って違いを調べたところ、地ビールはブームの時に各自治体が町興しとして支援したことから、各地に乱立。
結果、技術が低いブルワリーも出てきて、高い割に美味しくないビールのイメージがついてしまっていました。
一方、クラフトビールは
あくまでも、
職人がこだわりを持って作った、美味しいビール。
地ビールがブーム時には、多くのブルワリーがドイツ風ビールを製造してました。
しかし、クラフトビールは種類も様々。
インディア・ペール・エールや、ポーター、ベルジャンホワイトといった多種多様なビールがあるのが特徴。
つまり大きな枠組として、職人こだわりのビールがクラフトビール。
その中で、その地域ブランドの地ビールがあるということですね。
まあ、いずれ日本でも知名度が広がれば、クラフトビールの定義がしっかりと作られるかもしれませんね。
今は、
クラフトビール=職人こだわりのビール
という雰囲気です。
オススメ、人気のクラフトビール
インドの青鬼
醸造所:ヤッホーブルーイング(長野)
種類:IPA(インディア・ペール・エール)
特徴:苦い。原因は大量のホップ。
インドが英国統治時代に、英国風のエールビールが飲みたいというワガママに応えるために生まれたエールビール。
英国からインドまで輸送中の劣化を防ぐためにホップを大量に入れて、さらに輸送中の樽にもホップを投入したという歴史あるビール。
エールビールの特徴、フルーティーなアロマに加え、強烈な苦味がビール好きに堪らない。
苦いゆえに美味しいビール。
なお、冷やしてはいけない。
ぬるいから美味いビール。
常陸野ネストビール ホワイトエール
醸造所:木内酒造(茨木)
種類:ホワイト・エール
特徴:ベルギー伝統の小麦ビール。
コリアンダー、オレンジピール、ナツメグといった、香辛料が使われている。
独特な味わいと酸味が特徴的なビール。
すっきり軽く、飲みやすいビール。
パッケージも可愛いので女性に人気。
ビールが苦くて苦手ならチャレンジして欲しい1品。
島国スタウト
醸造所:ベアード・ブルーイング(静岡)
種類:スタウト
特徴:いわゆる黒ビール。
焙煎によるスモーキーフレーバーがあり、ドライな味わい。
あんまり冷やさないほうが美味い。
好き嫌いが分かれるビールではあるが、個性的な魅力があるビール。
ちなみにラベルは、日本とアイルランドの間に橋が架けられている。
島国とスタウトビールの絆を象徴するデザイン。
とっても素敵なので、これだけで欲しくなります。
田沢湖ビール ケルシュ
醸造所:田沢湖ビール(秋田)
種類:ケルシュ
特徴:炭酸が弱く、フルーティーな黄金色のビール。
のどごしを楽しむよりは、ワインのように、ゆっくりと口の中で転がして味わうビール。
ケルシュとは、ドイツ・ケルン地方で醸造されたビールのこと。
日本で作っているのは、正確にはケルシュ風。
余談だが、田沢湖ビールのラベルはジブリの背景画家・男鹿和雄さんが書いたものがある。
大手も参入して、これから注目のクラフトビール。
とにかく、種類が多い。
ビールが苦手と思ってた人でも、飲んでみると、意外と好きだったりする。
ぜひ、お気に入りの一本を見つけて欲しいですね(^^)
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