ボジョレー・ヌーボーの「解禁日」を世界で一番最初に迎えるのは、日本なんです。
時差の関係なんですけど、日本は世界一速くボジョレー・ヌーボーが飲める国なんですね。
しかし、日本では決して「解禁日」に飲めないボジョレー・ヌーボーがあるのはご存知ですか?
クリスマスに飲む「ボジョレー・ヌーボー」
「解禁日」には飲めないボジョレー・ヌーボー。
その正体は、実は船便で届くボジョレー・ヌーボーのことなんです。
日本はボジョレー・ヌーボー購買数世界一位。
「解禁日」に各店に並ぶように、例外的に事前に空輸されます。
しかし、酒類などは通常は船便で輸入されます。
これには、特に輸送コストが関係してます。
重くて大量だと、船便の方が安いからです。
船便は時間がかかります。
新酒ができて、解禁日までに日本全国の酒屋さんに並べるには、とても間に合いません。
なので、空輸されます。
船便の場合、早くて12月半ばに日本で販売されます。
ちょうど、クリスマスのころですね。
クリスマスにボジョレー・ヌーボーで乾杯なんてのも、ロマンチックでいいかもしれません^^
船便だと美味しくなる?
船便の方が、まろやかで美味しいと言う人がいます。
確かに、ワインはボジョレー以外ほぼ船便で輸入されます。
コスト削減もありますが、空輸だと気圧の変化でアルコールに影響がでる可能性があるからです。
・一定の温度での保存状態における
・船の方が揺れが少なく、安定して運べる
船便がうまい理由は、この2点が原因ではないかと考えられます。
しかし、それ以外に船便が美味しいといわれる理由があります。
船便だと赤道を通るので、熱でワインが美味しくなるというのです。
100年ほど昔には、わざわざ船で赤道付近を1か月近く航海して販売していたという話もあります。
ただ、温度管理はお酒の味を左右する大事な要素です。
へたに熱を加えると劣化しますので、加減が難しいです。
(余談ですが、とくに日本酒は熱が大敵です。古酒になるまで管理するのは素人にはかなり難しいです。)
まあ、一番売れる「解禁日」ではなく、船便で1か月も遅れて輸入されるボジョレー・ヌーボーには、こだわる理由があるってことですね。
(味とか、値段とか)
「解禁日」に1本、船便で1本予約して飲み比べてみるのも面白いかもしれませんね。
あと、クリスマスの頃に売ってたからって、船便で届いたボジョレーとは限りませんので
(売れ残りの可能性も大きいですからね。)
船便のボジョレーを事前に調べるか、予約しておくことをおすすめします。
ボジョレー、船便で検索するといろいろ出てきますので。
昨年は気づかなかった1本に出会えるかもしれませんよ。
ボジョレーに合うおすすめケーキ
クリスマスにボジョレー飲むなら、ケーキも合わせたいですよね。
そこで、ボジョレーに合うケーキを(個人的に)考えてみました。
①ベリー系タルト
ボジョレーは軽い飲み口のワインですから、同じく軽く酸味の感じるイチゴやブルーベリーを使ったタルトがおすすめです。
キイチゴもいいですね。できれば、フレッシュがいいでしょう。
生クリームよりカスタードの方が、ワインには合うと思います。
②やっぱりチーズケーキ
カマンベールなどクリーミーな味わいのチーズケーキがおすすめです。
レアでもベイクドでもいいんですが、個人的にはレアがいいかと思います。
軽くサッパリと食べられる方で。
あと、クリスマスですから華やかなデコレーションがあるものがいいですよね。
他にも、レモンやオレンジなど
酸味がある果物を使ったケーキがおすすめですよ。
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