クリスマスに手作りローストビーフに挑戦!
お肉を丸ごと買って、自宅で作れば買うよりずいぶん安く済みます。
でも、だいたい余っちゃうんですよね。
ローストビーフは食べる分だけカットして、残りは丸ごと冷蔵保存が無駄なく美味しく保存できます。
冷凍した場合は、ローストビーフとして食べる以外にもカレーや煮込み料理にもできるので、おススメですよ!
(トップ画像:http://xn--nbk9bsfvcwg6157b.com/archives/1729)
基礎知識!お肉の賞味期限を知ろう!
お肉の賞味期限というのは、ブロックかスライスか。
大きさによって、すごーく違います。
一番傷みやすいのが、ひき肉。
次が、小さく・薄くカットしたもの。
一番長持ちするのが、塊のままのブロック肉です。
流行の熟成肉なんかは、全部ブロック肉ですよね。
塊の状態でないと、熟成前に菌が繁殖してしまうからです。
お肉は外側に菌がついており、内側ではあまり菌が繁殖しません。
空気に触れた部分から菌がどんどん繁殖するので、表面はしっかり加熱。
中はレアでも食べられるんですね。
ですので、空気に触れる表面積が広い、小さくカットされているものほど傷みが早くなります。
ローストビーフの冷凍保存の仕方
おいしく食べたあとのローストビーフは、切らない状態で丸ごと保存するといいです。
アルミホイルやラップで、しっかりと密閉し冷蔵庫で保存すれば、3~4日は大丈夫です。
スライスしちゃったローストビーフをどうしても保存したい!という場合は、ラップでぴっちり包むなど、しっかり空気を遮断し密閉した状態で冷蔵庫で保存します。
ただ、塊の状態より持たないので、2~3日で食べきった方がいいです。
心配なら、炒め物など加熱して別料理にしちゃった方が安全です。
しばらく食べないという場合は、使いやすい大きさにして冷凍保存してしまいましょう。
冷凍したお肉は、スライスしてローストビーフとして食べるより、カレーなどの煮込み料理に使ってしまった方が、美味しく食べられます。
残り物のローストビーフを使った料理として、イギリス植民地だったインドのカレーが広まった、なんて説もあるくらいですしね。
ローストビーフを美味しく食べるタイミング!
ローストビーフは、イギリスの伝統料理。
手作りローストビーフは、確かに焼き加減が難しいですが、家で作れる料理です。
自宅で作れば一番美味しい状態で食べることができますし、特別な日のごちそうという、高級感あるローストビーフは、料理好きなら挑戦したい一品です。
ローストビーフを作るなら、できるだけ大きめのお肉を用意します。
オーブンの大きさにもよりますが、最低でも1Kg以上は欲しいところです。
前日のうちに味を馴染ませ、焼くのは当日がいいですね。
一日下味をつけて馴染ませるのであれば、冷蔵庫に入れておきましょう。
焼く前にお肉を常温に戻しておいて、フライパンで焼き色を付けたらオーブンで焼きます。
オーブン温度は120℃くらいの低温で。
だいたい1時間~1時間半くらいかけて、じっくり熱を通します。
調理用の温度計があれば、肉の中心温度を測ってみてください。
50~53℃がベストの状態です。
焼けたら、お肉を切る前に一旦休ませます。
熱々の状態で切ると、肉汁が出てしまい旨みが逃げ、パサパサになるので要注意!
アルミホイルで覆って、温かいところで休ませます。
お肉の表面と、内側の温度が同じくらいになったのが、美味しい状態のローストビーフです。
ほんわか温かい状態で、ローストビーフをスライス。
グレイビーソースなどをかけて、召し上がれ。
詳しい作り方は、クックパッドなどで色々探せばいいと思います。
が、間違いなく美味しいタイミングで食べるために、押さえておきたいポイントを紹介しました。
ポイントまとめ
・お肉は1㎏以上のブロック肉で
・お肉を焼く前に、常温に
・オーブンは120℃くらいの低温で
・お肉は焼きたてを切らないで、一旦休ませる
・お肉の表面と、内側が同じ温度になったら食べ時
ただ肉を焼くという原始的な調理法でありながら、難しいローストビーフ。
オーブン温度や寝かせる時間は、お使いのオーブンや肉の大きさ・部位に左右されるので、何度も挑戦して調節してみてくださいね。
作ってみれば、それほど難しい料理ではないってことが分かります。
何度も作れば、なんて難しい料理なんだって思えてきます(笑)。
シンプルゆえに、奥深い面白い料理ですよ。