「水塩」ってご存知ですか?
醤油がない時代の日本で使われていた万能調味料なんです。
実は現代でも「水塩」という商品が売っているんですね。
自宅でも簡単に作れて、焼き鳥や、グリル野菜などのシンプル料理が驚くほど美味しく仕上がる、魔法のような調味料ですよ~。
目次
「水塩」の作り方!水と塩はどれを選べばいい?
水塩は、醤油が普及する江戸後期より以前に、日本で使われていた調味料です。
簡単に言えば、煮詰めた海水です。
和食の世界においては、素材の旨みを引き出す調味料として、今も使われています。
しかも、現代では「スプレー」という文明の利器を使い、もっと手軽に、幅広い使い方ができるようになりました。
材料は水と塩だけ!
自宅でも簡単に作れ、使うだけで料理の腕前が一段アップしますよ。
では作り方ですが、今回は簡易版と、私が和食の料理長から教わった厨房バージョンの2種類をお届けいたします。
使う水と塩ですが、ミネラルが多いものがおススメです。
普通の水道水とキッチンソルトでも作れます。
簡易版!水塩の作り方
【材料】
塩・・・50g
水・・・150cc
【作り方】
①水を沸かして、塩を少しずつ加えながら溶かします。
②白く濁っているけど、だいたい溶けれるだけ溶けたな~と思ったら、火を止めて冷まします。
③キッチンペーパーなどで漉します。コーヒーフィルターが便利ですよ。
はい、完成☆ 簡単でしょ!
厨房バージョン水塩の作り方
【材料】
粗塩・・・500g
卵白・・・1/2コ分
水・・・1.8リットル
【作り方】
①粗塩と卵白をボウルにいれ、混ぜ合わせます。卵白の量は耳たぶくらいの固さになるように調節してください。
②なべに移して、水を加え火にかけます。
③強火で加熱しながら、焦げないようにゆっくりと混ぜます。
④沸騰すると、卵白と一緒にアクが浮かび上がるので、アク取の要領で取り除きます。
⑤布で漉して冷ませば、完成です。
卵の殻を荒めに砕いて入れると、あくを取りやすいです。
殻は洗ってから使ってくださいね。
「水塩」の保存方法と賞味期限!
水塩は、常温で保存できます。
賞味期限はなく、長期保存できます。
「水塩」の使い方!おすすめレシピ
スプレーボトルに入れ使うと、食材にまんべんなく振ることができて便利です。
肉の下味、シイタケ、カボチャ、トマトなどの素材に、シュッとスプレーして焼くだけで美味しく、ふっくら仕上がります。
焼き鳥やゆで卵にかけても、美味しいです。
おススメは、おにぎり!
ご飯に水塩をシュッとして握ると、メッチャ美味しい塩むすびができます。
お蕎麦も、水塩を振りかけて食べると、そばそのものの味がして美味しいです。
お造りに、醤油代わりに振りかけても良し!
焼き魚を焼く前に、振りかけても良し!
液体なので、全体にむらなく塩味がいきわたりますよ。
販売している水塩商品は?
(※写真は各商品公式サイトからお借りしました。)
・松前屋 「昆布の水塩」
昆布だしが加えてあります。
・株式会社 天塩 「京の水塩」
赤穂の天塩で有名なメーカーさん。
・株式会社 美味と健康 「わじまの水塩」
能登の海水を100%使用した純国産。
日本古来の調味料。
食べる前に振りかければ、減塩料理にも使えるのでおススメですよ。
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