佐野末四郎って何者!?木製自転車の価格は?実際に走れるの??

木製自転車

最近の自転車はずいぶん進化して、時速300㎞超えしたそうですね。

新幹線じゃん・・・。

そんな自転車は怖くて乗れませんが、この、完全木製自転車は乗ってみたいな~と思いました。

さて、日本で買えるんでしょうか?値段は?

 

260万の木製自転車!!

出典:http://dng65.com/blog-entry-2479.html

出典:http://dng65.com/blog-entry-2479.html

完全木製自転車は、日本製でした。

タイヤやチェーン以外の

出来る限りの部分がでできています。

フレームも、ハンドルも、サドルまで・・・すごい!

重いのかと思ったら、木はカーボンより軽いそうです。

しかも丈夫!重さは7.5kg

 

マホガニーという高級家具や楽器に使用されている木材で作られているそうですよ。

 

世界最大級のユーロバイクショー2009に招待され出たところ、招待した企業から260万円の値が付けられたそうです。

しかも3台注文があったとか!

 

高い・・・。しかし高級木材使用の上、手作りじゃあ仕方ないかな。

木材を曲げて加工するのには非常に技術がいるものですしね。

 

9代目船大工、佐野末四郎さんの経歴

このすごい自転車を作ったのは、佐野末四郎さん。

なんと船大工さんでした。しかも佐野造船所の9代目

200年続く、江戸の和船を継承する、歴史ある家のご出身です。

 

15歳で外洋ヨットの造船を始め、3年で完成させる。(プリティエンジェルと名付ける)

アメリカの木造専門誌に掲載される。

 

大学卒業後、外洋ヨットを次々と設計・造船。

1984年進水の10メートル級スクーナー「サクセッサー」が再びアメリカの専門誌に掲載。

SANO MAGICと称され、賞賛される。

 

ヨーロッパのオランダの王立造船所で造船の他、家具やインテリアも学ぶ。

帰国後、NHKアート社に一時在籍。

退社後は木製カヌーや木製造船で、東京ボートショーやヨーロッパのボートショーに出品。

講習会なども行う。

 

2007年、造船を一休みし、木製自転車を手掛ける。

2008年、1号機完成。年内に進化させ4号機まで完成させる。

2009年、3号機をハンドメイドバイシクルフェアに出品。受賞。

ユーロバイク2009に出展。高い評価を得る。

レース仕様の7kg台マホガニー木製自転車7号機完成。

 

2014年 日本科学未来館「THE 日本一展」にて展示。

 

船大工として、技術を高めた後に自転車づくりを始めたんですね。

船大工さんが、家具や自転車を作るってのも面白いですが、根幹に木材加工技術があってこそ。

まさに、一芸は道に通ずるってところでしょうか。

 

実際に木製自転車が走っている動画!速度は?

まあ、気になったのは本当に走れるのかなってことです。

実際に走っている動画がありました。

結構快適そうですよね。

ロードバイクなので、私たちがよく知っているママチャリとは違い、時速は優に30kmは出るそうです。

 

ヨーロッパではロードバイクはメジャーな乗り物。

ヘルメットをかぶり車道を走る、車やバイクといった扱いですから早いわけです。

レースになると時速50km以上、80km以上で走ることもあるとか。

自転車、すごいです・・・。

 

こんなカッコいい自転車で走ったら、気持ちいいんでしょうね~。

街中よりは、自然あふれる場所の方がいいですよね。

川沿いとか、湖畔とか。

完全にオーダーメイドでお値段も高いから乗る機会はなさそうですが、チャンスがあれば、ぜひ、乗ってみたいですよね。

 

ちなみに、日本製以外にも木製自転車ありました。

ロンドンのデザイナーがドイツの家具会社と作ったそうで、お値段なんと560万円!

出典:http://blog.livedoor.jp/syuttsr/archives/19277899.html

出典:http://blog.livedoor.jp/syuttsr/archives/19277899.html

 

個人的には、日本製の方が木の温かみを感じられて、好きです。

 

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