お花見シーズンになると、強風だったり、雨だったり。
「花散らしの雨になりませんよ~に」なんて言っちゃいがちですよね。
それ、間違っています!
桜が雨で散る様子は、「桜流し」というそうですよ!
知らなかった・・・恥ずかしい(///o///)カーッ
「花散らし」の本来の意味は?
【花散らし】
旧暦の三月三日に花見をした翌日、若い男女が集い飲食すること
(広辞苑)
旧暦の3月3日といえば、今の暦とだいたい一月違いなので、4月3日くらい。
この時期の花見ですから、桜のお花見のことでしょう。
お花見の翌日に、若い男女が集まって飲食するってことは・・・
・・・合コンですね。間違いない!
昔の人は、お花見という行事のあとに、合コンしたのですね。
現代はセットで行われることが多いですね。
知らずに、テレビの天気予報が
「明日は、花散らしの雨となるでしょう。」
な~んて言ってた、笑ってあげましょう。
ちなみに、季語に「花散らし」は無いそうです。
一句読むときは要注意!
「花散らし 広げる弁当 ちらし寿司」
川柳なら、OK かな(^^)
美しい日本語!「桜言葉」の意味いろいろ
桜流し・・・花びらを散らす雨
桜吹雪・・・桜の花びらが乱れ散るさま
零れ桜・・・散る桜
花嵐・・・・桜の花が風のように散ること
桜雨・・・・桜の花が咲くころの雨
花時雨(はなしぐれ)・・・・桜の花が咲くころの冷たい雨
花の雫・・・花から滴り落ちる雫
花筏(いかだ)・・・散った花びらが水面に浮かんで漂う様子
花莚(はなむしろ)・・・花の散り敷いたさま
花冷え・・・桜が咲く頃に冷え込むこと
花人(はなびと)・・・花を愛でる人
花衣(はなごろも) ・・・花見に行く際の女性の美しい着物
花霞・・・・遠くに群がって咲く桜の花が白く見えるさま
花曇り・・・桜の咲く頃、空が薄曇りであること
花あかり・・・群れ咲く桜の花のために、夜でも灯りをともしたように明るく見えること
花篝(はなかがり) 夜桜を見るために花の下で炊かれるかがり火
夢見草(ゆめみぐさ)・・・桜の別名
日本の心とも言える、「桜」。
さすがに言葉が多いですね。どれも美しく風景が目に浮かびます。
お花見と一緒に、情緒豊かな日本語も楽しみましょう(^^)
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