『南くんの恋人』が再びドラマ化です。
なんか過去のリメイクや原作ありが多いですね、次のドラマは。
さて、『南くんの恋人』と言えば、ドラマと原作と毎回ラストが違うという、ある意味リメイクの度にプレッシャーがかかるドラマですが・・・
4回目の結末はどうなっちゃうんでしょうか?
(注意!ネタバレしてます。)
最も残酷な、原作の漫画版最終回
内田春菊さんによって1986~1987年に月刊漫画ガロで連載されてました。
本人はお色気系で描いていたそうですが、小さくなった恋人とのピュアな恋愛のイメージが強いのはドラマの影響ですかね?
ドラマ・原作で共通しているのは、高校生の「南くん」が突然人形サイズに縮んだ「ちよみ」を誰にも知られないように匿うという部分。
「南くん」の性格はネクラだったりイケメンだったり様々。
「ちよみ」もマドンナ的存在だったり、一般女子高生だったり様々。
2人の関係も幼なじみスタートから、恋人までバラバラ。
原作のラストは最も残酷で、小さくなった「ちよみ」だけが命を落とすというもの。
温泉旅行に行った先で、暴走車を避けようとして崖から転落。
南くんは助かりますが、ちよみがいない。
慌てて探しますが、気づいた時には足元に・・・
「もうお家に帰りたい」傷ついたちよみ。
二人は家に帰りますが、着く頃には冷たくなっていました。
南くんは、そのことを誰にも話さず、
庭の片隅には一輪の花が供えられていました。
この最終回には賛否両論巻き起こったそうですが・・・・
まあ、そりゃそうだ。
片方だけ残されるのが最も残酷でしょう・・・
とドラマ版と比較しても思っちゃいます。
歴代ドラマ版最終回!
1990年版
南くん:工藤正貴
ちよみ:石田ひかり
最終回:ちよみが小さくなるのは家系(ちよみのおばあちゃんも若いころ小さくなった)で、ラストは行方不明になったちよみが風船につかまって戻ってくる。
(見てないので、wikiから引用しました。へ~。)
1994年版
南くん:武田真治
ちよみ:高橋由美子
最終回:ちよみはだんだん衰弱して、最後には消えてしまいます。
南くんは夢だったアメリカに行ってバイクで走ります。
翌年のスペシャルドラマ版でちよみが生き返るというハッピーエンドです。
2004年版
南くん:二宮和也
ちよみ:深田恭子
最終回:二人が同じ願いをすると叶うという泉をおじいちゃんに教えてもらいます。
しかし、おじいちゃんが危篤状態に。
元に戻ることでなく、おじいちゃんの回復を願う二人。
おじいちゃんは無事に回復~。
で、二人は安心して送ってくれる人の車に乗るのですが
車が暴走車にぶつかって崖下に転落。
おじいちゃんがその様子を夢に見て、ちよみの母の幽霊と一緒に泉に願って助かります。
その後、南くんはマラソン選手に。
ユニフォームにはなぜかポケットが。
ちよみは通信制の書道教室を開いて幸せに暮らしましたとさ。
めでたし、めでたし。
2015年版はどうなる?
最新版は『南くんの恋人~my little lover』といタイトル。
あらすじは、
南はイケメンで学力優秀。
隣家に住むムードメーカーでダンスが好きのちよみとは、幼なじみで初恋の仲。
しかし、彼の父親の失踪がきっかけで数年間まともに口を利いていない。
そんなある日、ちよみは進路をめぐって両親と喧嘩。
嵐のなか家を飛び出し「幼い頃に戻りたい」と願った。
すると突風が吹き落雷が。
なぜかちよみは15cmと小さくなっしてまった。
偶然ちよみを見つけた南は「誰にも知られたくない」という彼女の願いを聞き、
自宅へ連れ帰り、同棲生活がスタート。
あれ?原作よりちよみ小さくなってますね。
16cmじゃなかったっけ?
何か意味があるんでしょうか?
そして、これだけリメイクされて、ラスト予想もされるドラマだけに最終回どうするのかが注目ですね。
まさか、ちよみが元のサイズに戻ることはないと思いますが・・・
どうなるんでしょうか?
原作者の内田春菊さんのコメントが
「いただいた台本を読んでいて、
現実にはむずかしいからこそ愛を誓うことが大切なのだということを痛感し、
しみじみと感動(反省を含む)しました。
とてもロマンチックで感動的な仕上がりになるはずですので、
みなさんどうぞお楽しみに」
となっているので、ハッピーエンドっぽいですけどね。
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