「ヘルプマーク」というものがあるとは、恥ずかしながら知りませんでした。
調べてみて分かりましたが、2012年から都営地下鉄大江戸線で開始された、割と最近できたものだそうです。
指定難病の方や、妊娠初期の方など周囲の助けや配慮が必要な方々のためのものなんですが、社会の認知度はまだまだ低いみたいですね。
良い取り組みだと思うので、広がって欲しいと思います。
「ヘルプマーク」とは?
「ヘルプマーク」とは、外見から分からなくても、周囲の助けや配慮を必要としている方々が、一般の人々に分かるように知らせるためのマークです。
マークをつけることで、周囲の援助を求めることが円滑にできるようにとの目的で作られました。
具体的にどんな方がつけているかというと、
・義足や人工関節を使用している方
・内部障害や指定難病の方
・妊娠初期の方
などなど。特に身体機能に基準を設けてはいないそうですが、パッと見では健康そうに見えても、実は辛い症状を持っている方がつけているそうです。
2012年に新しくできた「ヘルプマーク」の存在は、まだ認知度が低く、
私もツイッターで拡散されているので知りました。
老人3人に席を譲れと散々言われ「このマークを知っていますか?」と聞いたところ、「知らないけど若いんだから年寄りに譲れ」だそうです。このマークはペースメーカー、義手義足、人工臓器、人工関節、指定難病の人が付けています。 pic.twitter.com/uemmAmb6Yr
— しずく/お酒の妖精 (@aquaseed1202) 2016年3月26日
いや、ほんとに知りませんでした。
これからは気を付けます。
「ヘルプマーク」を入手する方法
「ヘルプマーク」は東京都内では配布場所が多いので、比較的簡単に入手できます。
特に書類なども必要なく、ご本人でなくご家族の方が代理できてもいいそうです。
都内配布場所
都営地下鉄各駅(押上駅、目黒駅、白金台駅、白金高輪駅、新宿線新宿駅を除く)駅務室、都営バス各営業所、荒川電車営業所、日暮里・舎人ライナー(日暮里駅、西日暮里駅)駅務室、ゆりかもめ(新橋駅、豊洲駅)駅務室、多摩モノレール(多摩センター駅、中央大学・明星大学駅、高幡不動駅、立川南駅、立川北駅、玉川上水駅、上北台駅)駅務室(一部時間帯を除く)、東京都心身障害者福祉センター(多摩支所を含む)
(引用元:東京都福祉保健局 ヘルプマークについて)
また、京都府でも積極的に普及活動を行っています。
京都府内配布場所
平成28年4月1日(金)から、次の場所で配付します。(費用:無料)
・京都府庁(障害者支援課)
・京都府家庭支援総合センター
・京都府精神保健福祉総合センター
・京都府難病相談・支援センター
・京都府各広域振興局(保健所など)
・児童相談所(宇治・田辺・福知山)
・ジョブパーク(テルサ・北京都)(引用元:京都府HP)
その他は、各自治体の福祉保健局などにお問い合わせください。
ちなみに、秋田県では配布しておりませんでした。
配布希望要求はされているものの、調査・検討中の段階だそうです。(2016年3月現在)
「ヘルプマーク」を見かけたら、どうすればいいのか?
もし、実際に「ヘルプマーク」をつけている方を見かけたとして、そう難しい行動をする必要はありません。
・電車・バスなどの公共交通機関内でしたら、席を譲る。
・駅や商業施設内でしたら、特に困ってそうなら声をかける。
・災害発生時は、状況把握が困難な方がいるので、助ける。
「ヘルプマーク」をつけている方は、外見から分からないものの
疲れやすい、同じ姿勢を保つのが辛い、階段昇降などの動作が困難、視覚・聴覚などに障害がある、
などなど、状態は様々。
困ってそうだな、と思ったら声をかけるくらいで、思いやりある行動を取ればそれでいいと思います。
あとは、まだ世間の認知度が低いため、ツイートのように誤解を受けて嫌な思いをされる方がいらっしゃいます。
優先席に座っている方が、「ヘルプマーク」をつけていて誤解を受けそうだったら、教えてあげるなどの行動がとれるように気をつけたいなと思いますね。
あとは、はやく社会に浸透すればいいですね。
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