ぺこちゃん‐8㎏に成功したダイエット方法(糖質制限)の基礎知識!メカニズムとリスク

読者モデルから人気タレントになった、ぺこちゃん。

ぽっちゃり体型だったのですが、炭水化物抜きダイエットで、−8kgの減量に成功しました。

ぺこちゃんは、ブログで実践した方法を公開してました。

ブログを読んで、私なりに方法と危険性をまとめました。

 

炭水化物抜きダイエット、つまり糖質制限。

最近は、ロカボダイエットなんかもありますね。

どれも炭水化物を取りすぎないようにするダイエット方法ですが、いろいろ細かいやり方は違います。

自分に合ってない、間違った方法で行うと健康を害する危険もあります。

私も実践者で、失敗談もあります。

やはり、きちんとした方法とメカニズムを知っておくことがダイエットは大事ですね。

 

炭水化物抜きダイエットで痩せるメカニズムを理解しよう!

炭水化物 ぱん

なぜ、炭水化物を食べないと痩せるのか?

それを理解せずして、炭水化物抜きダイエット成功はありえません。

ここを知らないと、仮に痩せてもリバウンドするのがオチです。

 

極めて簡単に、はしょって説明します。

 

炭水化物(糖質)を食べると、分解されてブドウ糖になります。

ブドウ糖は血管を通って全身に運ばれ、エネルギーとして使われます。

この時、血管にブドウ糖が必要以上に多いと、インスリンというホルモンが分泌されます。

インスリンは余分なブドウ糖を、脂肪に溜め込もうとします。

よって、体にぷよぷよ脂肪がつき、太るというわけです。

 

この機能は人類が飢餓に備えて身につけた、生命維持の為のシステムです。

いつでも簡単に食べ物が手に入る現代は、このシステムが仇になってしまっています。

システム停止ボタンがあればいいのですが、人体にそんなものありません。

ですので肥満を避けるためには、システムをなるべく起動させない食生活を送るしかないのです。

 

インスリンを出さない方法は、ブドウ糖をとり過ぎないこと。

つまり、炭水化物抜きダイエットというわけです。

 

炭水化物抜きダイエットで絶対守るべきルール!

イエローカード

炭水化物抜きダイエットで陥りがちなのが、栄養不足です。

炭水化物(糖質)とは、ご飯・パン・パスタ・シリアル・ジュース類・クッキーやちょこ、せんべいなどお菓子類・砂糖類、イモ類などなど。

主に、主食やスイーツですね。

 

単純にこれらを抜いてしまうと、主食がなくなってしまいます。

ご飯やパンには、炭水化物以外の栄養素もありますから。

ビタミン、食物繊維、ミネラル、微量栄養素は微量でも影響力は大です。

その分の栄養素が、まるっと不足してしまいます。

 

それに、お腹が空いて無理です。ストレスです。

エネルギー不足で集中力は低下するし、体力や免疫力も下がります。

炭水化物は抜いても、代わりにちゃんと食べて栄養を補充しなくてはいけません。

 

じゃあ、何を食べたらいいのか?

肉・魚・乳製品などのタンパク質。

油脂類もとってOK。バターとかオリーブオイルとか。

ただし、油脂は量より質重視です。

具体的にはトランス脂肪酸を避け、バターやオリーブオイル、エゴマ油がおすすめです。

 

ぺこちゃんも、朝からハンバーグを食べていると書いてました。

基本的に成人女性が一日に必要な摂取カロリー、1800Kcal。

これくらいは、摂っても大丈夫です。

 

カロリー制限しないと痩せないじゃん。って思うかもしれません。

しかし、人によって食べたカロリーをどこまで吸収できるか?基礎代謝は?

個体差によって違います。

あなたに本当に必要な一日の正確なカロリー、なんて数字は出せませんよ(本音)

 

あと無理なカロリー制限をしないというのは、この食事を一生続けるためです。

ダイエットでリバウンドするのは、ダイエットをやめるからです。

なんでやめるかって、続けるのが無理だから(肉体的にも、精神的にも)

 

一生続けるなんて、無理!って思うかもしれません。

ですが、そもそも今の食生活で太ったんですよ。

正常な食生活を送れば、体はそれに見合った体型になります。

 

とはいえ、一生スイーツが食べられない!ってのは無理ですよね。

私は無理です。食べるの大好きなんで。食への好奇心は人より強い方ですから。

 

一日で急に痩せないように、一個スイーツ食べたからって、即太りはしません。

たまのご褒美に食べるのは、全然ありです。

 

ぺこちゃんが-8㎏痩せたダイエット方法!

ぺこちゃんのブログを読むと、6つのルールを決めていたそうです。

・遅くても19時以降は何も食べない
・炭水化物は食べない
・毎日体重を記録する
・毎日食べたものを記録する
・無理せずできる範囲で運動
・毎晩必ず足マッサージ

(引用:ぺこ公式ブログ

一つずつ見ていきましょう。

 

遅くても19時以降は何も食べない

夜食べないのは、ダイエットの基本ですね。

カロリーをあまり消費しない夜の食事は、控えた方がいいです。

胃にも優しく、睡眠にもいいです。

 

ただあまりに空腹では、眠れませんよね。

どうしても寝る直前にお腹が空いて眠れない場合、おすすめは昆布茶とか、コンソメスープを飲むこと。

昆布茶やコンソメは、出汁。つまりアミノ酸(タンパク質)です。

身体も温まるし、固形物よりは消化の負担が少ないです。

 

炭水化物は食べない

炭水化物を食べないのは、前述したとおりです。

代わりにタンパク質と脂質を食べましょう。

(ちなみに、インスリンを最も分泌させないのは炭水化物でもタンパク質でもなく脂質であることが最近の研究で分かっています。)

 

毎日体重を記録する

レコーディングダイエットですね。

記録することで、モチベーションを保ちます。

面倒な人はアプリで管理するのもいいです。

あんまり減らないとイライラするなら、週1回とか、測る日を決めてもいいです。

自分の性格に合わせて行いましょう。

 

私は、面倒なのでやってません。

記録するのに意志力を使うくらいなら、炭水化物を我慢することに意志力をつかいたかったので。

 

毎日食べたものを記録する

ぺこちゃんは体重と食べたものを、マネージャーさんに報告していたそうです。

まわりに監視してもらう方法ですね。

これも、ダイエットにはとても有効。

周囲にダイエット宣言して、協力してもらえる環境を作る方法です。

人の意志は弱いもの。

やらざるを得ない環境を作り出せれば、9割成功します。

 

無理せずできる範囲で運動

実は運動すると、お腹が減らなくなります。

普通、逆だと思うでしょ?

運動すると脳を興奮させるアドレナリンが出ます。

アドレナリンは血糖値を上げます。

血糖値が高い=エネルギーは十分=食事いらないと脳が認識するため、食欲が減退するんです。

お腹が減ってる時こそ、運動ですよ!

 

毎晩必ず足マッサージ

これは、単純に運動や仕事で疲れた足をマッサージすることで疲れがとれてたんじゃないでしょうか?

あとは、リンパの流れをよくして、デトックス効果。

血流やむくみの改善効果があったのではないかと思います。

 

さて、ぺこちゃんのブログに

わたしは激太りしてからのダイエット約8kg痩せたので、痩せやすかったのもあると思うし、あくまでもわたしのやり方なので無理してやったりは絶対しないでね????✌????

(引用:ぺこ公式ブログ

とありました。

ここを読まずに、たいして太ってもいない子が1か月半で8㎏痩せようとしないことを祈ります。

 

人間が健康を維持したまま痩せるには、最大でも1か月で体重の1割が望ましいと言われています。

最大で、です。

個人差もありますが、できれば、1か月で2~3㎏程度が健康的に望ましいかと。

どんなことでも、急激な変化はストレスになりますしね。

 

あと、ぺこちゃんのブログで気になった一文

わたしも約8kg痩せて今ちょっと体重落ちにくくなってるけど、あせらずに地道にって思ってるよ????

(引用:ぺこ公式ブログ

これはホメオスタシス(恒常性)が働いたためと思われます。

人は優秀なもので、環境適応能力が半端ないです。

これくらいのカロリーでこういう食生活、というものを一定以上続ければ、その状態で体の環境を保とうとしてくれます。

つまり、毎日1000kcalしか食べないと、1000Kcalで生きるように省エネモードに入るってことです。

 

だからこそ、一生続けられる食習慣を身につけることが大切なんですよ。

難しいことはありません。

現代人にとって普通に生活すると、炭水化物が過剰摂取になりやすい環境であるということが分かって入れば、どう気をつければいいか分かります。

炭水化物を減らした分、タンパク質と脂質はしっかり摂ること。

これだけ守って、体に良いダイエットを行って欲しいです。

 

特に、若い女性の方々。

体重という数字にだけとらわれず、こだわらず。

シンデレラ体重とか、無視していいです。

人はもっと複雑な構造の生き物ですから。

自分の体との対話を持って、大事にしてほしいと思います。

 

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