なにやら、アメリカ発の『8時間ダイエット』が話題になってますね。
名前から、「8時間以内なら何を食べてもいい」と誤解しそうです。
そもそも8時間ダイエットの本質は、『糖質制限』にあります。
日本でも知名度があがってきている『糖質制限』と、『8時間ダイエット』の正しい方法をご紹介します。
『8時間ダイエット』は何を食べてもいい?
『8時間ダイエット』は、アメリカのデイビッド・ジンチェンコさんが考案したダイエット方法です。
肥満体国アメリカでは実に3人に1人が肥満と言われてます。
(マックのドリンクサイズ見てたら納得するよ・・・)
で、『8時間ダイエット』が登場したわけですが、その内容は、
・8時間以内に3食済ませる
・残り16時間は何も食べない
・『スーパーフード』を2種類食べる
・1日8分、有酸素運動をする
この方法で、カロリー計算は必要ないっていうのが特徴です。
中には1週間で5kg近く痩せた方もいるそうです。
『8時間ダイエット』で痩せる理由
最大の特徴は、8時間以内に食事をする。
つまり、16時間は何も食べない断食状態になるということです。
8時間というと、朝10時~夕方6時までの間や、昼12時~夜8時の間とかですかね。
その時間帯だけ食事をして、あとはプチ断食。
水分は摂ってくださいね。
この断食時間によって、胃腸が休められ調子がよくなり、翌日の排泄が促される仕組みです。
そして2種類は摂れ!と言う『スーパーフード』。
・卵と脂身の少ない肉(鶏肉や豚・牛の赤身部分)
・ 乳製品(ヨーグルトなど)
・ ナッツ(ピーナッツ・くるみなど)
・ 豆類(大豆など)
・ ベリー類(いちご・ブルーベリーなど)
・ 果物(りんご・オレンジなど)
・ 穀物(玄米・全粒粉パンなど)
・ 緑の葉野菜(ホウレン草など)
・・・ただの体にいいものですね(^^;)
スーパーフードとはちょっと意味が違うと思うんですが・・・。
ナッツ類以外は低カロリー低脂肪です。
ナッツ類は脂質が多いですが、ビタミンB群が多く、内臓脂肪を分解する作用があるためでしょう。
8分間の有酸素運動ですが、本来脂肪は20分続けることで燃え始めるので、この点はあまり意味がないと思います。
『8時間ダイエット』では、この食事方法で筋力の成長が早く、脂肪が燃えやすくなっているから8分ということですが・・・根拠が怪しいですね~。専門家でないので分かりませんが。
ただ単に『8時間ダイエット』だから『8分』にしただけで、全く運動しなけりゃ痩せないし、かといって長時間運動じゃ売れないから~、という理由で言ってる誇大広告じゃないかなあ?怪しいですね~。
どんなダイエット方法でも、共通して痩せる法則は
摂取カロリー < 消費カロリー
その為には、食事制限して摂取カロリーを減らすこと。
運動して、消費カロリーを増やすこと。
突き詰めれば、これだけなんですよね。
『8時間ダイエット』の根幹、『糖質制限』とは?
8時間ダイエットにある、
・痩せる為には高タンパク質・脂質の食事をし糖質を抑えること
・スーパーフードを2種類以上摂ること
なぜ、糖質を抑えるといいのでしょうか?
ダイエットなら脂質を抑えるんじゃないの?
そう思うかもしれません。
脂質は、同じ量ならタンパク質・糖質の2倍以上のカロリーがありますから。
糖質とは砂糖などの糖分だけでなく、炭水化物・でんぷん類も含まれるます。
これらは体の中でエネルギーとして使われるものです。
糖質は体内でブドウ糖に分解され、肝臓や筋肉にあるグリコーゲンという貯蔵庫に一時保管されます。
そこから必要な分だけエネルギーとして消費していきます。
ただ、グリコーゲンにも収容に限界があります。
そこでグリコーゲンにしまいきれないほどのブドウ糖は脂肪細胞にしまわれてしまいます。
結果、脂肪が増える=太るというわけです。
じゃあ、タンパク質や脂質はどうなんだって話ですが、ブドウ糖を脂肪細胞にしまう役目は『インスリン』が担ってます。
(糖尿病でよくインスリン注射とか聞きますよね。)
インスリンは、タンパク質や脂質を摂ってもそれほど分泌されないのです。
だから、カロリー計算しなくたって、糖質抑えればいいっていう発想になるわけです。
ただし、この方法はまだ新しく登場したもの。
研究段階です。
長期的に健康に影響がないかといえば、分からないというのが現状。
過剰な糖質制限は、やめた方がいいと思います。
極端なダイエットは、健康に害を及ぼしかねません。
正しく痩せる方法とは?
じゃあ、どうすればいいのかって思いますよね。
繰り返しになりますが、ダイエットは摂取カロリーを抑えて、消費カロリーを増やすことです。
バランスの良い食事と適度な運動、日々の積み重ねのみです。
劇的に痩せると、かえって体に悪いことが多いですし、なによりダイエットをやめた途端リバウンドする可能性が高いです。
それよりは、健康的な生活習慣を獲得して、当たり前に痩せている状態にするのが理想的。
どんなダイエットにも共通している方法というか、コツが以下の通りです。
・満腹中枢を刺激するために、ゆっくり食事をする。
・食事中は最初に野菜や水分を多く摂り、カロリーの高いものはあとから食べる。
・朝一杯の水を飲み、代謝を良くする。
・筋力をつけて、基礎代謝をあげる。
・汗を多くかいて、代謝をよくする。
・「食べちゃダメ」よりも「必ず野菜を食べる」など、やるべきことを目標に設定する。
(やらないという目標は脳科学的に達成しづらいという結果があります。
人はダメと思うとやりたくなる生き物です。)
思いついただけでも、これだけあります。
だいたい、食事バランスは学校の家庭科や給食でなんとなく知っているはずです。
それができないのは、だいたい環境のせい。
(仕事が長時間とか、ストレスがたまりやすい環境だとか)
環境を変えるのが、一番手っ取り早いダイエット方法かもしれませんね。
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