声優・松来未祐(享年38歳)死因の「CAEBV」はいかなる病気か?

      2016/03/21

shikennkan

慢性活動性EBウイルス感染症、

Chronic Active Epstein-Barr Virus infection の頭文字を取って「 CAEBV」。

聞き慣れない病名ですが、成人なら9割が感染しているとも言われています。

他人ごとではないですね。

基本的に人には免疫力というものがあるので、誰もが発症する病気ではないそうです。

しかし、発症メカニズム不明。

根本的な治療方法は確立されていない病気でもあります。

 

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「CAEBV」症状と対処法

doctor

「CAEBV」は日本語で、慢性活動性EBウイルス感染症

読んで字のごとくだが、EBウイルスなるものが、慢性的に体内で活動・増殖を続ける病気です。

 

このEBウイルスは、日本だと

3歳頃までに約7割、成人では9割以上の感染率という。

私もあなたも誰もが一度は感染している可能性が極めて高いのです。

 

唾液などを介して、白血球の一種「リンパ球」のB細胞に感染。

初感染時には長くても数週間で自然回復するそうです。

しかし回復しても、EBウイルスは体内から排除されることなく、生涯にわたって潜伏感染します。

通常、免疫力が人には備わっているので再発症することはないそうです。

結核菌みたいに、感染してウイルスはもってるけど、発病はしてないよって人がほとんどってことでしょうか。

 

問題は、EBウイルスがリンパ球のうちB細胞ではなく、T細胞やNK細胞に感染した場合。

重大な症状をもたらし、「CAEBV」と呼ばれる病状を引き起こします。

 

その症状は、発熱、倦怠感、リンパ節腫脹

最初は対症療法などで回復するケースもあるそうです。

多剤併用化学療法(抗がん剤治療)を繰り返すことにより病状の改善とウイルス量の減少を図るが、治癒は難しい。
化学療法での感染細胞根絶が困難な場合には、同種移植(骨髄移植など)を行う。
現在、化学療法の工夫、移植に関わる処置方法も改善されており、治療成績も向上しつつある。

(引用:http://caebv.com/gaiyou.html

 

一方、根本的な治療をしない限り、何度も再発して白血病などを引き起こし、数年以内で約半数、十数年以内でほぼすべての人が亡くなるという恐ろしい病気でもあるそうです。

 

「CAEBV」を疑うためのチェックシート

私は、「CAEBV」を今回の声優・松来未祐さんの訃報のニュースで知りました。

世間の認知度は極めて低い病気だと思われます。

 

また、「CAEBV」長期に渡って治療が必要で、病気特定のための検査に3万円もかかります。

2015年3月に患者団体「SHAKE」が指定難病認定を求めて厚生労働省に7万7000筆の署名を提出したそうですが、選定から外れ、未だに難病指定認定はされていません。

 

もし、難病指定認定されれば世間認知度もあがり、病院で疑い・早期発見される確率も上がるでしょう。

是非、そうなってほしいです。

ウイルス潜伏感染している確率が、ほぼ9割なんですから。

 

「CAEBV患者会-SHAKE(シェイク)-」のHPでは、自己チェックシートを配布しています。

Wordのファイルで、無料でダウンロードできます。

check-caebv

声優・松来未祐さんの想いを無駄にせず・・・

出典:http://kai-you.net/article/22937

出典:http://kai-you.net/article/22937

今回、亡くなられた声優の松来未祐さん。

広島県呉市のご出身で、1977年生まれ。

声優として2015年7月まで精力的に活躍していました。

その後、活動休止を発表。

「今年に入って熱が下がらず、病院で検査を繰り返していたのですが、急性の肺炎で検査を重ねたところで、少しでも早く治療に取り組まないといけない病気であることが分かりました」

ということで、療養生活に入ったものの、2015年10月27日にお亡くなりになりました。

まだ38歳という若さだそうです。

 

松来未祐さんが闘病中に

「元気になったら手記を発表してCAEBVを知ってもらい、一人でも多くの命を救いたい」

と話していたことから、父親の松木孝之さんが、2015年12月に病名を公表しました。

想いを無駄にすることないように、広く世間に知れ渡って欲しいです。

 

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