最近、塩フリージングなる保存方法があるそうです。
普通に冷凍するのと違って、塩を加えることにより、旨味が増したり、色が綺麗に保存できたりします。
浸透圧によって、水分の多い大根、キュウリなども冷凍保存できちゃうスゴ技です。
塩フリージングのやり方~基本の野菜編~
まず、葉物野菜は塩茹でしてから冷凍します。
具体的な手順は、以下のとおり。
①沸騰したお湯に、3%の塩を加えます。1リットルなら、30g(大さじ2杯)です。
②葉物野菜ならば10~25秒ほど茹でて、冷水に取ります。
③水気をしっかりと取ります。
④使いやすいように、適当な大きさにカットしましょう。
⑤保存袋に平らに並べて、しっかりと空気を抜いて密閉します。
平らな方が早く凍るため素材の細胞を傷つけにくいのです。ストローを使えば、空気もしっかり抜けます。
解凍は冷蔵庫に移して置いておくだけ。
ゆっくり解凍したほうが、シャキシャキとした食感が残ります。
保存期間は2週間~1ヶ月くらい。
そのままでも食べられますが、さっと加熱した方が安全です。
根菜類やアスパラ、絹さやなども基本的には同様の方法で、茹でる時間が違うだけです。
ちょい固いかな?くらいに茹でるのがいいでしょう。
根菜類は解凍後、細胞が壊れるので味が染み込みやすくなりますよ。
塩フリージングのやり方~水分の多い野菜編~
例えば、キュウリとか白菜とか、一般的に冷凍には水分が多すぎて向かないと言われている野菜も、塩もみすれば冷凍できます。
①適当な大きさに野菜をカット。
キュウリなら薄い輪切り、白菜やキャベツは千切りにすると使い勝手がいいです。
②塩を振ります。目安は食材分量の1%くらい。
③少し置くと、水分が出てしんなりしてきます。軽く揉んで水気をしぼります。
④保存袋になるべく平らに入れ、空気を抜いて密封。冷凍保存します。
冷凍前に下ごしらえが済んでいるので、解凍すれば包丁要らずにすぐ使えて、時短調理になります。
余裕のある休日にまとめ買いして塩フリージングしておけば、節約にもなりますしね。
魚や肉類の塩フリージング方法
魚は基本的に切り身の状態にしましょう。
魚・肉類は分量の1%の塩をまんべんなく振りかける、それだけです。
あとは、なるべく平らにして空気を抜いて密閉・冷凍。
1匹まるごとの魚を冷凍する場合、1%の塩水に一切魚をまるごと入れて、なるべく空気を抜いて密閉・保存します。
塩水ごと氷漬けにするってことですね。
今までは、魚や肉はそのまま冷凍してましたが、塩を振ることで旨味が増すとは・・・。
是非試してみたいと思います(^^)
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