佐野名物「イモフライ」とは?栃木だけじゃなく、群馬にもあるらしいが?

栃木県佐野市で名物?なのか「イモフライ」。

ジャガイモにパン粉の衣をつけた、極めてシンプルなファーストフード。

決め手のソースは、「マドロスソース」「ミツハソース」と、ご当地佐野市の会社が競い合っているようですが。

初めて聞きましたよ。マドロスって何??

ただの「ジャガイモのフライ」というシンプルすぎる料理。

全国にありそうなのになかったB級グルメなんですね。

トップ画像:マイナビニュース

 

栃木の名物?「イモフライ」とは?

出典:マピオン

出典:マピオン

 

栃木と言えば、宇都宮餃子、苺のとちおとめ、大麦ダックワーズ、佐野ラーメン、レモン牛乳などの名物グルメが有名ですね。

 

まだ全国レベルで知られていないB級グルメとしては、「イモフライ」というものがあります。

名前の通り、ジャガイモにパン粉の衣をつけて揚げた、シンプルなファーストフード。

別にジャガイモ名産地でもない栃木県で、なぜか昔から食べられているソウルフードなんだそうです。

 

ちなみに、「ご当地グルメ」と呼ばれるものは大きく2種類あります。

・昔からその土地で食べられいる(過去に食べられていた)もの

・地域の名産などを使って、新たに考案されたもの

 

「イモフライ」は前者。

埼玉の「川幅うどん」なんかが後者ですね。

 

「イモフライ」誕生秘話!歴史的背景は・・・

栃木名物イモフライ。実は群馬の一部地域でも食べられます。

というのは、イモフライは明治時代に、リヤカーで売り歩いていのが発祥と言われているそうなんですね。

佐野市を出発して、群馬まで売りに歩いていたと思うと…。

 

栃木県南部はジャガイモが多く取れる地域。

食べやすいようにした「イモフライ」「ポテト焼きそば」なんかを、リヤカーで地元の運動会やイベント会場に売りに行っていたそうですよ。

ポテト焼きそば

名物 ポテト焼きそば

 

どうやら、「蝶野さん」なるキーパーソンがいたようです。

「蝶野いもフライ」というお店もありますね。

 

「蝶野さん」なる方は、昭和58年5月28日、88歳で亡くなった七軒町の方。

リヤカーに道具一式を乗せ、街角で揚げたて出していたそうです。

蝶野さんの長女の方によると、戦前から夏は枝豆をゆでて、天びん棒で売り歩いていたとか。

戦時中は、ジャガイモが配給制になり、いもフライは休業。

終戦後、昭和26年11月3日の西中学校での市民体育祭で復活したそうです。

イモフライに人の歴史ありですね~。

働き者で、88歳になっても元気に働いていたようですよ。素晴らしい!

 

「イモフライ」におけるソースの存在

「イモフライ」で重要なポイントはソースです。

佐野市内で食べられるイモフライのお店は、基本的に2種類のソースのどちらかを使っています。

どちらも、地元の会社が作っているソースです。

 

マドロスソース

製造:半久食品工業

ネット通販の他、佐野市内で購入できます。

たっぷりのたまねぎと、日本の名水100選に選ばれている赤見温泉の名水を使用。

職人がたった一人で、完全手作り!

地元を中心に根強いファンが多い人気のソース。

 

ミツハソース

出典:http://www.mituha.jp/

出典:http://www.mituha.jp/

製造:早川食品株式会社

オンラインショップの他、佐野市内で購入できます。

日本名水100選に選ばれた出流原弁天池湧水を使用。

定番のフルーツソースは、スパイシーの中に甘みがあり、揚げ物によく合います!

限定プレミアム商品や、ご当地キャラとコラボなど、積極的に展開している会社ですね。

 

もちろん、独自オリジナルソースで「イモフライ」を出しているお店もあるそうです。

栃木でイモフライを食べるときは、「ソースは何ですか?」と一言聞いてから食べた方がよさそうですね(^^)

 

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