モリンガオレイフェラ。
モデルのミランダ・カーさんが愛用しているスーパーフードです。
ダイエット・アンチエイジングに効果があると言われてますね。
一方、栄養価がすっごく高い分、摂り過ぎ注意なところもあるみたいです。
日本だとお茶や、パウダー状、サプリメントなどで売っていますが、どうやって摂ればいいのでしょうか?
モリンガとは?
モリンガ・オレイフェラ。別名「ワサビノキ」といいます。
名前から分かる通り、樹木です。
葉を食べる他、種さや、種(オイルを取る)、根も利用されています。
北インドが原産で、熱帯、亜熱帯地方で広く栽培されています。
アフリカ、アジアなどで栽培されていて、最大の生産地はインドです。
日本でも、一応沖縄で栽培されていますが、暑くてちょっと乾燥気味の気候向きのため難しいようです。あんまり生産量は多くありません。
成長が非常に早く、栄養価も高いメディカルハーブで、途上国や貧困地域の栄養補助として効果を発揮し、「生命の木」「奇跡の木」とも呼ばれているそうです。
種を植えて一年で実をつけ、2年で10mにも伸びるのですから、驚異的な成長率です。
1年目から種が取れるので、増やすこともできますしね。
また、オイルを取る際の副産物である、圧縮実や種果実は水の浄化に使われています。
捨てるとこない、利用しつくされる為にあるような木ですね。
途上国の新たな産業として期待されている植物なんですね~。
モリンガのすっごい効能と真実
インドの伝統医学アーユルヴェーダにおいて、モリンガは古くから血圧と血糖値に作用する薬として活用されきました。
別名「薬箱の木」と呼ばれ、様々な薬効があるとされています。
というのも、ビタミン、必須アミノ酸、ポリフェノール、 ギャバと、人間に必要な栄養素をすべて、しかも豊富に含んでいる、まさにスーパーフード!
モリンガの栄養価は
ビタミンA → 人参の 4倍
ビタミンB1 → ポークの4倍
ビタミンB2 → マイワシの 50倍
ビタミンB3 → ピーナッツの 50 倍
ビタミンC → みかんの 7倍
鉄分 → ほうれん草 の 30倍
カルシウム → ミルクの20倍
ポリフェノール → ワインの8倍
アミノ酸 → 黒酢の2倍
ギャバ → 発芽玄米の 70倍(引用元:http://somosomoorganic.com)
どんな効果があるかというと、
・肌のツヤやハリをキープ
・アンチエイジング効果
・むくみ解消
・バストアップ
・便秘の解消
・高血圧・高脂血症の予防
・貧血予防(引用元:http://somosomoorganic.com)
と言われています。
モリンガのすごい浄化作用が分かる動画がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=B5Pmg7yw1jQ
モリンガの種の皮を剥ぎ、中の核を粉状にして汚れた水に入れ混ぜます。
そのまま放置しておくと、水の不純物がモリンガの粉と一緒に沈殿していきます。
高い浄水能力がよく分かりますね。
さて、ここで問題です。
人間の体の半分以上は何でできているでしょうか?
はい、水ですね~。水分です。
モリンガの効能は高い栄養素によるものと、この浄化作用に因るデトックスからくると考えられます。
ただし、具体的にこういう効果があるという研究結果は、まだありません。
潜在的薬効はいろいろ研究から出てきているのですがね。
まあ、昔から薬として使われていたものですから、科学的証明がなくても効能はあると考えられます。
モリンガはどれくらい?どうやって摂ったらいい?
ここで、ちょっと考えてみましょう。
ビタミンAの摂取上限は成人ならば、2700IU。
(妊婦さんは、5000IU。)
例えば、人参を毎日1/6本(約15g)取るとして、ビタミンAは、約2500 IU。
モリンガで同等のビタミンA取るには、約3.75g食べなくてはいけない計算ですね。
粉の密度にもよりますが、大体小さじ1杯程度ですね。
たった、小さじ1杯で摂取上限となります。
裏を返せば、モリンガ小さじ1杯食べたら、その日は人参他ビタミンAを含むものを食べたら過剰摂取になるってことです。
また、こんな注意もみつけました。
Moringa oleifera(以下「モリンガ」という。)及びその加工品については、現在、国内において販売されているとの情報は得ておりませんが、外国の事業者のホームページにおいて、日本語での販売宣伝例があります。
極めて限られた情報として、モリンガの葉の抽出物を妊娠ラットに対し高用量を経口投与したところ、流産がみられたとの文献報告がありました。
このため、モリンガ(加工品を含む。)の摂取に際しては、妊娠している方又は可能性のある方は十分にご注意して下さい。
なお、国内におけるモリンガの加工品の販売につき照会した事業者に対しては、仮に販売する場合には妊婦等への注意喚起表示をするよう指導しました(引用元:http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/hokenkinou/4e-3.html)
要約すると、
厚労省が実験したわけじゃないし、確証も無いけれど、どっかの誰かの実験で妊娠したネズミにモリンガを高濃度で口から食べさせたら流産したというレポート報告がありました。
可能性0ではないから、妊娠している方は摂り過ぎないように注意してください。
ってことです。
前述したとおり、小さじ1杯でビタミンAは摂取上限です。
妊婦さんでも、2杯でアウトです。
ビタミンAの摂り過ぎは中毒症状や、胎児に悪い影響を及ぼすこともあります。
このことから、妊娠中はモリンガは摂らないで栄養バランスの取れた食事をする方が良いと思います。
もう一つ、モリンガで注意されている点が、血糖値。
モリンガは血糖値を下げるとして糖尿病予防にいいと言われています。
逆に、血糖値を下げる薬を服薬している場合、低血糖になる恐れがあります。
血糖値に限らず薬を服薬している方は、医師に相談してからの方がいいでしょうね。
薬も過ぎれば毒ですから。
モリンガは、日本だとお茶、パウダー、サプリメントの形で購入できます。
袋に書いてある容量を必ず守りましょう。
それと、人によって個体差というものがありますから、効能が期待できないどころか、逆に体調不良を起こした場合は摂らないほうが身のためです。
ミランダ・カーに効いても、自分に効かない。
そんなことも、あります。人間だもの。
スーパーフードやサプリメントに関しては、結局、自分で試して効果があったものを続けるというのが大事です。
私の場合、1ヶ月試して効果が実感できなければ、やめます。
やめて、体調が悪く変化したら、実は効果あったのかと思い再開します。
自分の体に何があっているのか、自分の体の声を聞くのが、一番大事な健康方法だと思いますよ。
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