サイゲン大介=阿諏訪泰義の「神の舌」って?「超味覚」「絶対味覚」とは!

「あのニュースで得する人損する人」に出てくる、サイゲン大介こと阿諏訪泰義さんのコーナー。

なかなか興味深く見ています。

サイゲン大介は、1度食べた料理の味を再現する「神の舌」を持っているという設定です。

「神の舌」って、どういうことなんでしょうね。

食べたら、メイン食材はもちろん、調味料やその割合もピタリと分かるんでしょうか?

っていうか、味が分かれば料理を再現するのは可能なんでしょうか?

元料理人として、その辺を真剣に考えてみます。

一応、阿諏訪泰義(うしろシティ)さんのプロフィール

出典:http://www.shochikugeino.co.jp/talents/03/post-423.html

出典:http://www.shochikugeino.co.jp/talents/03/post-423.html

本名:阿諏訪 泰義(あすわ たいぎ)

写真は右側の方。

生年月日:1983年1月8日

出身:神奈川県

身長:170cm

体重:54kg(痩せすぎー)

血液型:O型

兄弟は、姉が二人。

元「ワンスター」のツッコミ担当。

スクールJCA13期生出身。

うしろシティではツッコミ担当。

特技はもちろん、料理!

 

相方さんのプロフィールも。

本名:金子 学(かねこ まなぶ)

写真左側の方。

生年月日:1981年3月25日

出身:新潟県

身長:171cm

体重:52kg(痩せすぎだって~)

血液型:A型

兄弟は、兄と妹。

元「ナナイロ」のボケ担当

これ以前にも「白と白のストライプ」というコンビで活動。

うしろシティのボケ役。

特技は裁縫。

 

コンビで特技を活かした「料理男子と裁縫男子」という本を出しております。

レシピなんかも載っているので、料理本?ハウツー本?

Amazonのジャンルは芸能になってますね~。

 

「神の舌」「超味覚」「絶対味覚」一番すごいのは?

eat-lady

サイゲン大介こと阿諏訪大義さんの設定は「神の舌

これは、番組内では一度食べただけで、その料理の味を再現できるという驚異的能力ってことになってます。

 

「神の舌」ってくらいですから、漫画のごとく食べただけで、

「ム・・・・・・出汁100cc、醤油、味醂、酒が1勺ずつ、砂糖は上白糖ではなく三温糖。そしてこの香りは・・・酢橘か!」

な~んて細かいレシピまで分かる・・・ってわけじゃないですよね~(笑)

 

使っている材料が分かっても、調理法が違えば違う味ですからね。

阿諏訪さんのはおそらく、持ち前の味覚の鋭さと、探究心によって体得した技術なんでしょう。

この味は、鶏ガラベースに、何をいれれば再現できるといったことを、食べてやってみて、足りなかったり多かったりして、味を近づける。

その経験則によって、大体の味を再現できるようになったのだと思います。

 

「神の舌を持つ男」と言えば、ラーメン評論家の石神秀幸さんが有名ですね。

出典:http://www.con-quest.tv/026/

出典:http://www.con-quest.tv/026/

彼の場合は、小学生の時にすでに味覚の鋭さに自覚あり。

中学生の時に漫画「美味しんぼ」を読んで食の世界に興味を抱き食の世界へ。

食べ歩きをしたり、極少量の食品を溶かした水を利き水するなど、自分で舌を鍛えて味覚への自身を高めたそうです。

彼の味覚の鋭さは、「情熱大陸」出演時に味覚検査で実証されております。

 

「超味覚」とは?

「超味覚」という言葉は、別に誰かのキャッチフレーズで考えだされたものではありません。

味覚が生まれつき一般の人より鋭い人のことを指します。

「Supertaster(スーパーテイスター)」とも呼ばれ、実に人口の25%いると考えられています。

 

「超味覚」の方は、人より甘味、塩味、苦味などを強く感じてしまいます。

これは、舌の味を感じる味蕾細胞が人より多いためです。

そのため、苦い野菜が嫌いだったり、脂っぽい食材が苦手だったりします。

人より薄味でないと、美味しいと感じられないのです。

 

別に味覚障害ということではなく、目が青いとか、髪が黒いのと変わらない、単なる体質の一つです。

仮に超味覚の持ち主だからといって、治療が必要ってことはありません。

ただ、薄味を好み、脂っぽい食事を嫌う傾向にあるので、心当たりある方は食事バランスに気をつけたほうがいいかもしれません。

 

大雑把ではありますが、簡単に「超味覚」かどうかを調べることもできます。

舌を青の食品用着色料で染め、染まらないピンクの突起物を数えます。

直径7mmの範囲に35個以上あれば、おめでとうございます。

あなたは「超味覚」の持ち主です(^^)

 

「絶対味覚」とは?

「超味覚」に似た言葉で、「絶対味覚」があります。

これをキャッチフレーズにしているのは、川越シェフですね。

同タイトルの本も出されています。

 

川越シェフも「絶対味覚」を検証するドッキリ企画で、お寿司屋さんでコップ1杯の水に醤油1滴たらしたものを見破り、味覚の鋭さを証明していました。

彼の場合も、持ち前の味覚の鋭さはあったものの、料理人ですから訓練の結果身についた技術だと思います。

というのも、味を感じるのは舌だけでないですからね。

特に醤油が入っているかは、その塩味を水に感じた他に、醤油独自の香りを感じられなくては分からないでしょう。

味覚 + 嗅覚 も鋭いってことですよね。

 

私もかつては料理人として働いていました。

その経験からの考えですが、「神の舌」と呼ばれる何が入っているかわかる感覚は鍛えれば体得できると思います。

ただ、ここには経験したことが大きく作用します。

例えば、甘いものに塩をいれば甘味を強く感じる。

出汁に旨味を持つ食材を入れれば、塩味を控えても味が濃くなる。

塩味を持つ食材、甘味を持つ食材、苦味、旨味を持つ食材は何か。

何と何が相性がいいのか?

そういったことを知って、体験して、その記憶から味を再現できます。

ある程度料理する人なら、食べれば全く同じ味は無理でも、なんとなく同じ料理の作り方は思い浮かぶでしょう。

「絶対味覚」も同じです。鍛えて得るものです。

川越シェフ自身が本で教えているように、料理の基本を知っていれば、そこから展開して料理の幅は広がります。

そのためには、何がどんな味で、相乗効果、相殺効果、熱さや冷たさ、厚みによる違い、基本的な考え方を知って、体験していることが必須です。

 

以上を踏まえて、生まれつき差があるのは「超味覚」だけってことになりますね。

それ以前に人には好みというものがあり、万人が美味しいと感じるものは不可能に近いです。

それよりも、食べる相手が美味しいと感じるにはどうしたらいいのか?

人間には共感力という、すごい能力が備わっているのですから、それを駆使した方が、よっぽど美味しい料理が作れるでしょうし、再現する能力って、結局は美味しく食べたいという目的の為の手段にすぎないと思います。

結論:どれもスゴイけど、大事なのはそこじゃない。

「美味しい」が何かを知っている(経験している)ってこと。

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