軽自動車で有名なスズキ。この度、社長が交代が決まりました。
現社長の鈴木修代表取締役から、息子で副社長の鈴木俊宏氏が昇格し代表取締役となります。
鈴木修社長は御年85歳。
日本の大企業は社長の高齢化が言われていますが、
その中でもトップクラスの高齢社長さんだったんですね。
(トップ画像:http://car.watch.impress.co.jp/)
鈴木俊宏氏の経歴とプロフィール
生まれ年:1959年
出身:静岡県浜松市
1983年、東京理科大理工学研究科修士課程終了。
その後、デンソーに入社。
1994年、スズキ入社。
2003年、取締役就任。
2011年に副社長に就任。
スズキの現社長、鈴木修氏は役員の若返りを考えているようです。
85歳でトップである自身の退任と、
田村実副社長(66)と相澤直樹取締役専務役員(63)が退任。
以前は年長の役員たちが、息子さんである俊宏さんを守り助ける形の経営体制でしたが、
2011年に俊宏さんを副社長に昇格。
トップとして俊宏さんがやりやすい体制を整えて退任し、スズキを継承させようということでしょう。
俊宏さん自身は経営企画や、海外部門を担当し
グローバルな経営戦略を学んできた方です。
国内では、軽自動車はダイハツ・ホンダに押され気味ですが
経営陣の若返りで、どういう成長戦略を確立させていくのか注目ですね。
(そういえば、私の前の車はスズキ。今はダイハツだ^^;)
スズキの社長は、親から子へ
スズキは代々家族が社長を継承してきました。
創業者は鈴木道雄さん。大工さんでした。
1909年に織機メーカー「鈴木式織機製作所」として創業。
しかし、機織り機は一旦納品すれば耐久年数が長く、
需要が飽和することを早くから見抜き、自動車産業への進出を考えていたそうです。
1950年代からオートバイの開発、そして自動車へ進出を果たしました。
2代目社長は、娘婿であった鈴木俊三さん。
実はこの方が、自転車にエンジンをつけたら楽になる!と思いつき、
結果、スズキのオートバイ誕生したわけです。
そして、3代目が鈴木修さん。この方も娘婿。
スズキを世界的メーカーに成長させたカリスマ社長です。
1978年に社長に就任後、軽自動車アルト、ワゴンRなどの商品力を高め
傾きかけていたスズキを立て直しました。
海外進出、特に発展著しいインドやアジア地域に積極的に販路を開拓。
アメリカのGMとの業務提携。
欧州への販売戦略として、ハンガリーに工場を設立。
スズキをグローバル企業として確立させました。
そして、4代目は鈴木修さんの長男、鈴木俊宏さんへと受け継がれます。
自動車離れや、軽自動車税の増税など、国内では逆境続きですが
これらを、どうやって乗り越えていくのか注目されますね。
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