綺麗に板に並べられた高級うによりも、ずっと美味しい(気がする)うにがあります。
岩手県、三陸名産「牛乳瓶うに」
生うにが、まさかの牛乳瓶に詰めて売っています。
真に美味い生ウニを売るため、あえて牛乳瓶に詰めている!
とろ~り甘くて美味しい、黄金色のウニは夏だけの旬の味覚ですよ~。
(トップ画像:楽天市場 きらきらいわてっこ)
「牛乳瓶生うに」とは?
朝ドラ「あまちゃん」で有名な岩手県三陸は、うにの産地です。
水揚げ量は、全国2位!
そんな岩手県では、ウニは牛乳瓶に詰めて売っています!
なんで牛乳瓶?
普通は、ウニって板に並べて売ってますよね。
ウニは溶けて形が崩れやすいので、ミョウバン水で洗ってあるのが一般的。
ミョウバンは、色味を保ち、殺菌作用があり、煮崩れを防いでくれる食品添加物。
だから、綺麗に色も形も崩れず、並べることができます。
特に夏場はウニが溶けやすいので、ミョウバンの使用量は増えているかもしれません。
でも、牛乳瓶うにはミョウバン水を使ってません。
代わりに滅菌処理した海水が入ってます。
より海に近い環境ってことですね。
海水をいれるから、瓶詰の方が都合がよかったわけです。
さらに、水が入っているから、ぎゅうぎゅうに詰めても形を保っていられるんですね。
(詰め方にもよるそうですけどね。
プロは詰め具合もこだわりますよー。)
牛乳瓶の丸いフォルムも、ウニに優しく崩れにくさに一役かっているとか、いないとか・・・。
まあ、以前から牛乳瓶が丁度いいと使ってて、容器が進化した現代も使っているってことでしょうね。
いつか牛乳瓶より優れた容器が見つかれば、牛乳瓶うには消滅するかもしれません。
牛乳瓶うには苦くない?
うにって、たまに苦いのありますよね。
ミョウバン使っていると苦いっていう説があります。
牛乳瓶うには、ミョウバンでなく、海水だから苦くないんですよー。
と言いたいところですが・・・
ミョウバンは、たぶん、うにの苦みにあんまり関係ないです。
確かに、ミョウバンは苦みを持っています。
とはいえ、ウニの洗浄に使う程度の濃度のミョウバン水で、苦みを感じるってのは難しいかも。
ミョウバンを使った食品では、茄子漬があります。
でも、茄子漬で苦いってのは聞いた事ないですよね。
ウニだって、特別に濃いミョウバン水を使っているわけではありません。
茄子漬で苦みを感知できないのに、ウニになった途端、苦みが倍増するのはおかしい話ですね。
実は、うには苦い・・・ものもあります。
うには、精巣か卵巣部分を食べます。
魚でいうと、白子か魚卵の部分ですね。
つまり、内臓です。
未成熟の精巣や卵巣は、苦くないです。
成熟するにつれて、苦みを持つようになります。
つまり、苦いウニにあたったら、産卵期が近いウニだった可能性が高いです。
とすると、旬の名残に近くなるほど、苦いウニに当たる確率が高くなるハズ・・・。
旬の美味しい時期に獲ったウニは、甘くて美味しいハズですね!
牛乳瓶生うには、うに漁の時期がしっかり決まっています。
その期間しか、販売されません。
だから、美味しいうにに当たるはずですね!
牛乳瓶生うにの通販は?
三陸産の生うには、お取り寄せ時期が決まっています。
5月~7月下旬か8月上旬が、うに漁の時期です。
お取り寄せは、こちらからできます。
→きらきらいわてっこ
たっぷり150g入って、お値段は時価。
その年によって違いますが、だいたい3000円〜5000円くらい。
年々、値上がりしているみたいです。
ウニ自体が、高くなってんでしょう。
「牛乳瓶うに」は、黄金色の海の味そのままに、生うにを堪能できますよ。
ぜひ、一度味わって欲しいですね。
できれば、現地に来て。
お店で、牛乳瓶に詰めて売られているウニのある風景を見に来てくださいな~!