ハワード・ヒューズの謎!?モルモン遺言書事件!!

      2016/03/31

出典:http://nikkidoku.exblog.jp/21733529/

今日の『世界まる見え!TV特捜部』でモルモン遺言書事件が取り上げられるとか。

ハワード・ヒューズといえば、映画『アビエイター』でレオ様が演じてましたね。

かなりネタに尽きない人生を歩んでらっしゃる方で、いろいろ映画化されてますね。

(トップ画像:http://nikkidoku.exblog.jp/21733529/)

 

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天文学的数字の財産を持つ、ハワード・ヒューズとは?

20世紀、「地球上の半分を持つ男」と称されたハワード・ヒューズ。

アメリカ出身の、実業家・映画製作者・飛行家と、いろいろやってます。

 

当然、自身も映画化されてます。

『アビエイター』、レオナルド・ディカプリオ主演。

出典:http://blog.livedoor.jp/mk7054-vol2/archives/37109487.html

出典:http://blog.livedoor.jp/mk7054-vol2/archives/37109487.html

 

アカデミー賞5部門を受賞しました。

 

ハワード・ヒューズは、1905年12月24日生まれ。

父親は、ハワード・ヒューズ。

(紛らわしいので、父親はビッグ・ヒューズとか呼ばれます。)

同じ名前をつけて、溺愛してました。

 

しかし、父方の遺伝で難聴でした。

そして母親は極度の潔癖症という、なかなかの複雑なご家庭。

しかし、父親が一発当てて、大きな資産を築きます。

 

それも束の間、16歳の時に母親、18歳の時に父親が死亡

莫大な遺産を、ハワード・ヒューズが受け継ぐことになります。

 

子供のころから飛行機やアマチュア無線が好きだったハワードは、

20歳の時にカリフォルニアに移住。

遺産を元に、映画製作と飛行家業を始めます。

 

ハリウッド映画界にコネもなく、映画製作も初めてながら、1回アカデミー最優秀作品賞にノミネートされた『暴力団』を製作。

1930年には、100万ドル以上つぎ込んだ『地獄の天使』や、

1932年に『暗黒街の顔役』などのヒット作を製作し大成功。

 

飛行産業も手掛け、偽名でアメリカン航空のパイロットにもなっています。

そこで飛行技術を習得し、1938年に世界一周飛行

当時の世界最速記録、91時間を樹立しました。

 

当然、女性にもモテます。

結婚歴は3回あり、19歳の時にエラ・ライスと。

44歳の時にテリー・ムーア。

52歳の時にジーン・ピーターズと結婚してます。

しかも、ハワードの死後、テリー・ムーアが離婚はしていないと主張し、重婚していたことになります。

 

しかし、晩年は決して幸せとは言えなかったでしょう。

墜落事故の痛み止めとして使われた麻薬(コデイン)で中毒になり、母親同様、強迫性障害(潔癖症)に苦しめられます。

極度に細菌を恐れるようになり、完全除菌した部屋からほとんど出られない状態に。

ドアノブは除菌したハンカチを使わないと触れない状態に。

 

亡くなった時は、アスピリンなどの薬物乱用の影響で身長が10cm以上縮み、体重は、わずか42kg(身長は190㎝あったのに。)

痩せすぎてミイラ状態だったので、ハワード・ヒューズ本人と判定できず、FBIが指紋照合しました。

 

遺体は、生まれ故郷のテキサス州ヒューストンに埋葬。

 

メルビン・デュマ―と、モルモン遺言書事件

手紙 セピア

ハワード・ヒューズは遺言書を残していなかったため、天文学的数字にもなる遺産をどうするかが問題となりました。

 

死亡から3週間後、あるガソリンスタンドの店員メルビン・デュマ―さんにハワード・ヒューズの手書きの遺言状が届きます。

実は、メルビンさんは、ハワード・ヒューズが放浪中にホームレス同然の生活を送っていた時、1ドル恵んでいたのです。

 

遺言書はアメリカ、ソルトレークシティの教会で見つかりました。

(メルビンさんが置いてきたと証言しています。

発見場所にちなんで、「モルモン遺言書」と呼ばれてます。

ソルトレークシティのキリスト教会は通称モルモン教と呼ばれてますので。)

 

遺言書に書かれた遺産の内訳は、以下の通り。
4分の1は、マイアミのハワード・ヒューズ医学研究所に寄贈
8分の1は、テキサス大、ヒューストン工科大、ネバダ大、カリフォルニア大に
16分の1は、復元イエス・キリスト教会(モルモン教会)とデビッド・O・マッケイ師に
16分の1は、孤児院建造費に
16分の1は、全米ボーイスカウト連盟に
16分の1は、ロスのジーン・ピータースとヒューストンのエラ・ライスに(前妻たち)
16分の1は、ヒューストンのウィリアム・R.ルーミスに
16分の1は、ネバダ州ガッボスのメルビン・デュマ―に
16分の1は、死亡時の側近に
16分の1は、全米学校奨学金に、スプルース・グースはロングビーチ市に
残りの財産は、死亡時の所有企業のキーマンで分ける

 

ちゃんと、メルビンさんの名前ありますね。

たった1ドルを渡しただけで、16分の1、というと1億5600万ドル

というと156億円くらい?(1ドル=100円計算で)

日本昔話でもビックリの、とんでもない恩返しですね。

 

しかし、この遺言書は偽造とされ、無効となってしまいました。

メルビンさんにも、1ドルも渡りませんでした。

 

モルモン遺言書は本当に偽造だったのか?

モルモン遺言書が発見され、メルビンさんは一躍、時の人となりました。

しかし、以下の理由で偽造と判断されました。

 

・発見状況に不審な点がある(封筒からメルビンさんの指紋検出)

・「遺書」と名のつくものは他にもあったが全部偽造だった

・ヒューズ氏のエキセントリックな性格から見て遺書を残すタイプとは思えない

 

メルビンさんは、

「身なりのいい謎の男がガソリンスタンドに現れ、封筒を残していった。

中身を読んでも本物か判断がつかず途方にくれたので、教会事務所(彼とハワード・ヒューズは同じモルモン教徒)まで車で行って机に置いてきた」

と証言したが、誰にも信じてもらえませんでした。

 

というのも、ハワード・ヒューズの遺言書って、この他にもあり、全て偽造だったからです。

まあ、これだけの資産もってて、遺言書も残さず晩年は孤独だったとすれば、そりゃ偽造遺言書の一つや二つ出てくるでしょう。

 

このメルビンさんと、ハワード・ヒューズの出会いを映画化した作品もあります。

『メルビンとハワード』で検索すると見つかりますが、1980年のコメディ映画だそうです。

実際のメルビンさんの人生は、コメディでは済まされなかったでしょうけどね。

 

未だに真偽不明のこの事件。

最終的に、遺産の半分以上は研究施設や大学などの寄付になったそうです。

 

他にも、ハワード・ヒューズの自伝を頼まれてもいないのに依頼されたことにして、偽自伝を書いた詐欺事件もあり、そちらも映画化しています。

ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男』(2006年・アメリカ映画)

けっこう面白かった気がするので、興味がある方は観てみてください。

 

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