テレビ東京のスペシャルドラマ「琥珀の夢」。
原作小説は、伊集院静さんの『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』。
日本経済新聞に連載されてました。
モデルとなったのは、サントリーの創業者・鳥井信治郎さん。
朝ドラ「マッサン」にも出てましたね!
マッサンのお陰で、日本のウイスキーとニッカについては調べたことありますが、サントリーの物語も、なかなか胸が熱くなるお話でした。
『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』のあらすじ
小説『琥珀の夢』は、上下巻に分かれています。
上巻は、サントリー創業者・鳥井信治郎が生まれ、20歳で起業する前まで。
鳥井は13歳の時、奉公先の薬店で洋酒と出会い、その美しさに魅了されます。
大阪船場で奉公しながら商人魂を学びます。
下巻では、鳥井が20歳で鳥井商店を開業。
赤玉ポートワインを完成させるも、国産ウィスキー作りは周囲から反対されていました。
しかし、竹鶴政孝(マッサン)を雇い、借金をして山崎蒸留所を建設。
数々の困難を乗り越え、角瓶、オールドを作りあげ、ついに日本にウイスキー文化を根付かせます。
マッサンの竹鶴政孝さんはもちろん、パナソニックの松下幸之助さんも登場します。
マッサンに登場した鳥井信治郎(鴨居の大将・堤真一)とは、また違った印象で面白いです。
マッサン好きにもオススメしたい1冊、いや2冊か。
ドラマ「琥珀の夢」キャストは?マッサンの人出る?
ドラマ版「琥珀の夢」は、主人公の名前が「鳥井信治郎」ではなく、「鳴江萬治郎」になってますね。
フィクションだからでしょうか。
マッサンでもモデルとなった人物というだけで、ドラマは「竹鶴政孝」ではなく、「亀山政春」でしたもんね。
ドラマ「琥珀の夢」キャスト
鳴江萬治郎/内野聖陽
鳴江サト(萬治郎の妻)/檀れい
鳴江千恵蔵(萬治郎の兄)/生瀬勝久
松亀正行(竹鶴政孝)/山本耕史
鳴江寿太郎(萬治郎の息子)/大東駿介
中井大五郎(萬治郎の右腕)/田口浩正
ミドリ/倉科カナ
鳴江義兵衛(萬治郎の父)/中村梅雀
鳴江ちよ(萬治郎の母)/原田美枝子
大川与兵衛(大川屋の大旦那)/市川左團次
国生栄太郎(東京・国生商店社長)/伊武雅刀
小南理助(萬治郎奉公先の店主)/西田敏行
ナレーション/渡辺いっけい
マッサン役は、山本耕史さんでしたか!
「竹鶴政孝」がマッサンでは「亀山政春」。琥珀の夢では「松亀正行」。
玉山鉄二さん → 山本耕史さん。
「鳥井信治郎」がマッサンで「鴨居欣次郎」。琥珀の夢では「鳴江萬治郎」。
堤真一さん → 内野聖陽さん。
サントリーの由来
鳥井さん、鳥井さん、鳥井さん・・・て続けていいうと「サントリー」になる!
これは結構有名な話ですが、社名の由来は別のようですね。
サントリーのサンは、赤玉ポートワイン(現在は赤玉スイートワインに改名)のことです。
鳥井信治郎さんは、最初に鳥井商店という葡萄酒の製造販売会社を作りました。20歳の時です。
そして、日本人の味覚にあった葡萄酒を作るという信念のもと、赤玉ポートワインを完成させます。
この赤玉ポートワインを大胆はポスターで売り出し、サントリーの前身である「寿屋」の土台を築きます。
鳥井商店を経て、寿屋を創業した後、初めて発売したウイスキーに鳥井さんは「サントリー」と名付けました。
赤玉ポートワインを太陽(SUN)に見立て
SUN + 鳥井 = サントリー
と命名したのです。
これがのちに、サントリーの会社名となったそうです。
マッサンにも、太陽ワインの名前で登場してましたよね。
マッサンと鳥井さんの並々なら情熱で、日本にはハイボールも本格ウィスキーもあるというわけです。
そう思って飲めば、安いハイボールも胃に染みて、仕事がんばろって気にもなりますよね。