1月10日(土)スタートのドラマ、『学校のカイダン』。
すっかり大人になった、神木隆之介君の役どころは”天才スピーチライター” 。
スピーチライターって職業は日本にあるのでしょうか?
どんな仕事なんでしょう?
気になったので、予習を兼ねて調べてみました。
そしたら、スピーチライターが良く分かる面白い小説も見つけたので、あわせてご紹介します!
スピーチライターとは?
オバマ大統領の就任演説を、覚えているでしょうか?
新聞にも大きく取り上げられ、話題になりましたね。
あの、スピーチ原稿を書いた人物が、スピーチライターと呼ばれる人です。
アメリカを始めとする欧米諸国では、政治家や国家君主が「演説」=「スピーチ」をする機会が多いです。
人々に分かりやすく、かつ強い印象を与えるスピーチ原稿はとても重要なもの。
人々に強く訴えかけられる原稿を書き、スピーチの仕方、話し方や声の抑揚、手を使ったリアクションや表情までを指導するスピーチライター(スピーチコンサルタント)が存在するそうです。
とはいえ、スピーチ原稿そのまま演説することはあまりないそうです。
書き言葉と話し言葉は違います。
スピーチライターは、話し手が原稿をただ読み上げているだけにならないように指導します。
話す内容の大枠を決めて、本人の話し言葉を使いながら、表情や手振り、声の抑揚をつけながら話すように練習させるそうです。
原稿を書くだけが仕事じゃないんですね。
日本にも、スピーチライターはいるのか?
日本でスピーチライターの存在を思い出させると言えば、東京オリンピック招致のプレゼンです。
「お・も・て・な・し」ですね。
あのプレゼンを指導したのは、マーティン・ニューマンさん。
イギリス出身ですね。
日本人のスピーチライターではありません。
日本の政治家の方々は、演説原稿を官僚が書くことが多いそうです。
それを、ただ読んでるだけ。
完全に下を向いて、原稿を読み上げているだけの政治家の演説ってありますよね。
あれでは良いこと言っていても、こっちの心には全く響きません。
そんな日本でも、最近は変わりつつあるそうです。
スピーチライターを雇う政治家や、企業の社長さんなどが増えてきているんだとか。
仕事内容的には、スピーチライターというよりはスピーチコンサルタント。
話の大枠を決めて、話し方を指導する。
演出家に近いイメージですね。
他にも、企業でプレゼンの仕方などを教えるそうです。
政治の世界に限って言えば、選挙プランナーという仕事もあるそうですよ。
だんだん日本でも、スピーチが重要という認識が広まっていますね。
国際社会では、自分の考えを多くの人々に訴えるスピーチ技術が、どんどん必要になってくるんでしょうね。
人前で話すのが苦手な私には、恐ろしい話ですが・・・(^^;)
『スピーチライター』を描いた作品
新ドラマ『学校のカイダン』は原作がありませんが、『スピーチライター』を主軸に書かれた小説が日本にもありました。
フツーのOLが、幼馴染みの結婚披露宴でスピーチに感動し、伝説のスピーチライターに弟子入り。
選挙のスピーチライターになるストーリー。
言葉の持つ力について描かれた作品ということで、『学校のカイダン』に共通するところがあるのでは?
レビューを見ていると、かなり高評価!
まだ、読んでいませんが読んだら感想もアップしたいと思います。
追記:読みました!
ただの言葉にこれほど泣かされるとは!
最初の一ページ目のスピーチで、まだ何にも登場人物に共感してないのに、涙が出てくるなんて!
言葉の力、恐るべし!
単純に、スピーチの書き方本買うよりも役に立ちます!
ハウツー本より使える小説ですよぉ!!
こっちもおすすめ!
→『羊と鋼の森』 あらすじト感想・評価 ピアノ調律師の生きる世界とは?
→本屋大賞ができた理由!直木賞・芥川賞との違いと、今後継続の問題点
ひろきちさん、初めまして。
仕事を題材にした小説としても、とても面白いのでおススメです。
とは、結婚式や何か人前でスピーチをするときに、自分で文章を作る参考になるくらい、具体的なスピーチの話し方、作り方と良き例文が小説の中に出てきます。
yukaさん
早速、ブックオフオンラインにて購入しました。
実のところ、来月に結婚式の友人代表スピーチが待ってます。
結婚式では初めてのスピーチですので、小説も参考にします。
スピーチは人前に出る緊張と、貴重な経験をできるワクワクで今を過ごしてます。
小説早く読んでみたいです。
ひろきち
「本日は、お日柄もよく」読みました。1/3 くらいのスピーチに関する部分はメッチャ面白かったのに、残り 2/3 はあまりにちんけでなかなか読み進まず、残念でした。こんな理由で何も経験のない2世議員が立候補して、それを応援するとか、スピーチライターは選挙参謀じゃないでしょ、とか、つっこみどころ満載過ぎて、残念。
スピーチについて、本当に面白いですよね!
その辺のハウツー本よりよっぽど参考になる、実用的な小説だと思います。
選挙や政治云々は、リアルの現場がどんなもんか分からないので、私は気になりませんでした。
選挙に詳しい方が読むと、ん?と思うところがあるんでしょうかね。