何やら『アカモク』なる海藻がじわじわと注目されてます。
調べてみたら、秋田ではお馴染みの『ギバサ』のことでした。
秋田県民には、冬に食べるおなじみの食材ですが、他県では食用されてなかったんですね。
近年は健康に効果的ということで、学名『アカモク』で知名度急上昇。
ネバネバ美味しい海藻です。
今回は、秋田県のギバサ事情(旬や食べ方、購入場所)をご紹介します。
健康食品!?アカモク(ギバサ)の栄養素とは?
「アカモク」とは、ワカメや昆布と同じ海藻です。
カロリーは海藻なので低く、100gで19キロカロリー。
水溶性食物繊維フコイダンを豊富に含むため、免疫力アップします。
フコイダンは、いわゆるヌルヌルネバネバ成分。
秋田県では、粘り気があるほど良いギバサとされてますね~。
さらに、コラーゲン分解酵素の活性を抑制。
ビタミンKも多く、骨粗しょう症予防にも効果が期待できます。
ポリフェノールやミネラル類も豊富で、さらにさらに美白作用もあるとか。
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こんな健康食品を昔からフツーに食べていた秋田県民。
なのに、
平均寿命ランキング(2013年)47都道府県中
男性 46位、女性 39位.
・・・・・・あれ?
言い訳させてもらえば、漬物文化で塩分過剰摂取。
酒どころゆえ、飲酒率は高い。
砂糖が貴重だった時代の名残で、お祝いなどでの砂糖摂取量の多さ。
(赤飯が甘いのは秋田県だけと知った時はショックでした・・・。
甘い茶碗蒸しや、甘い漬物、甘い豆腐カステラなどなど)
そして約半年間雪が降る、日照時間全国ワースト1位。
うつになりやすい気象条件のせいで、自殺率が高いのでは・・・。
多分、いいもの食べてる割に寿命が短いのは、そのせいかと・・・。
あとは、病院が遠いとか、ね。(^^;)
まあ、秋田県は平均寿命が短いですが、
ギバサが体にいいのは、事実ですから!
アカモク(ギバサ)の旬は?
どうせ食べるなら、やはり旬のものがいいですよね。
秋田県では「冬」になると、ギバサが鮮魚コーナーに並びます。
今では夏でもあったりしますが、冬なら間違いなく入手可能です。
また「玉」がついたギバサが良いと言われてます。
ですので、冬が旬だとずっと思っていたのですが、違いました。
秋田県男鹿の観光情報サイトで、
「5月下旬~6月上旬のわずかな期間を狙って収穫している。
つまりこの期間のギバサが最も発色がよく、粘り気があるという訳だ。」
(引用元)
春夏に秋田でギバサなんて、食べることないんですけど?
収穫量が少なくて、市場に出回らないのでしょうか?
追記:秋田県のギバサは5月中ごろ~6月初めが旬とのことです。
冬に出回る生ギバサは石川県や新潟県産が多く、秋田県産でないそうです。
秋田県は旬の時期にとって、冷凍し年中解凍品が店頭に並ぶようにしているそうですよ。
しかし、旬の5月は山菜の時期と丸かぶりで、みんな山菜に目がいっちゃって気づかないんですって。
あちゃー(゚_゚;)
つまり秋田県のスーパー鮮魚コーナーに売っているのは、解凍物だったんですね。
秋田流!「ギバサ」の食べ方!!
では、秋田でのギバサの食べ方をご紹介します。
ギバサは見た目は赤茶色い海藻ですが、お湯でゆがくと綺麗な「緑色」に変わります。
(ワカメと一緒ですね。)
お湯をかけるだけの方もいますが、ゆがくとお湯が黒っぽくにごります。
やっぱりゆがいたほうが、いろいろ余計なものが落ちてるようです。
あとは、ざるに上げて水をきるだけ。
これを、包丁で細かく叩いてポン酢等で食べます。(我が家がしょうが醤油が定番。)
納豆に混ぜたり、味噌汁に入れたりしても美味。
つるつる、ねばねばの食べ物との相性は抜群!
とろろ(長芋)と混ぜても、美味しいですね。
冷凍保存もできます。
ゆがいて叩いたものをラップにくるんで冷凍しておけば、解凍するだけで食べられます。
味はほとんど変わりません。これで年中食べられますね。
最近は『アカモク』で検索すると、レシピもネット通販もいろいろ出てきます。
もしくは「ギバサ(秋田県)」「ナガモ(新潟県)」「ギンバソウ(山形県)」の名前で探してみると、変わったレシピも見つかるかもしれません。
ギバサの通販と種類
ギバサは秋田県男鹿市の特産品です。
とはいえ県内でも、特に冬は消費量が多く他県産がスーパーに並びます。
宮城県さんが多いですね。
秋田県産のお取り寄せなら、こちらのサイトがおすすめです。
秋田県産のギバサのみを販売しており、数量無くなり次第終了ですので。
秋田県産に限らず、日本海産と手広く売っているのはこちら。
ここの三高水産が、男鹿の会社です。
秋田県産も、大きく分類すれば日本海産です。
だいたい通販で売っているギバサは、冷凍状態です。
最近は乾燥物もありますが、生や冷凍に比べると粘りが弱いです。
産地も、秋田県産にこだわる必要はないと思います。
アカモク(ギバサ)は、実は日本全国で取れる海藻です。
多くの場所では食用にされなかっただけです。
むしろ船のスクリューに絡みついたりして、漁の邪魔もの扱いされてました。
たまたま、秋田県など一部地域で食べられていただけです。
長らく食用してきたので、秋田県の選別眼だけは確かだと思いますが。
同じアカモク(ギバサ)なら、何県産だろうと栄養成分に大差ないと思います。
とにかく、美味しいから食べてみてください!生姜醤油がオススメです!
ギバサは漁期が決まっているよ。無許可で穫ったら犯罪。
夏になって水温上がれば枯れるしな。
漁期中(2~3週間)に穫れるだけ穫って、冷凍しておく。
スーパーに売ってるギバサは、それを解凍し、茹でて刻んで加工したもの。
だから通年味も品質も一緒。
1キロ当たり数十円が相場だから、とにかく大量に買い付けしてくれる加工業者にしか売るメリットがない。
なるほど!漁期が決まっているんですね。
教えていただき、ありがとうございます。
ってことは、冬場にいっぱい売っている時期が旬ってことですね。
夏が旬は間違いってことですね。