例えば、スマホカバーなどで
『MADE IN PRC』という表記
見たことありませんか?
「どこ?」と思っちゃうこの表記が
ちょっと問題になっているようですよ。
『MAED IN PRC』はChina製品
洋服なんかでも時々見かける、『MEDE IN PRC』の文字。
PRC=People’s Republic of China(中華人民共和国)の略。
同じく、『MADE IN ROK』もあり、
ROK=Republic of Korea の略で韓国製品。
アメリカ製品が『MADE IN USA』
と表記するのと一緒なんでしょうけど・・・。
バーコードの最初の数字で見分けられます。
49、45から始まるのは、日本製品。
690~695で始まるのは、中国製品。
880で始まるのは、韓国製品。
ただし、原産国は海外でも日本でパッケージされた場合や、
日本の会社が委託して生産された場合は適用されません。
また、JANコードと呼ばれるバーコードは
登録している企業商品に付けられているものであって、
個人経営で販売している商品、
例えば、直売所なんかでついているバーコードは
これと違うことがほとんどです。
まあ、そういうとこのは、ほぼ地場産商品でしょうけど。
なぜ、Chinaと表記しないのか?違法性は?
『China』や『Korea』の表記があるんですから、
そっちを使わないのは紛らわしいし
違法では無いのでしょうか?
と思ったら、規制するルールは無いんだそうです。
法律上、景品表示法では、紛らわしい誤解を与える表記は違法ですが、
『PRC』は中国の正式な略称。
違法性は無いことになるんだとか。
平成20年に、中国製の毒入り餃子事件がありました。
それ以降、『MADE IN PRC』の表記が増えたそうです。
完全に中国製をごまかすための
限りなく黒っぽいグレーゾーンの方法ですよね。
ちなみに、食品表示に関するJAS法では、
原産国は日本語表記と決められているため
食品でこの表記をした場合は違法になります。
商品は業界ごとに表示ルールがあるので
今直ぐ規制するのは難しいでしょうね。
個人でできる対策としては、『PRC』『ROK』が
中国・韓国であることを周知させることくらいでしょうか。
どの国の製品でも、誠実に作ってくれていれば
こんなこと問題にならないんでしょうけどね。
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