新年早々、NHKのBSプレミアムで放送される映画が
『ショーシャンクの空に』
『スタンド・バイ・ミー』
『グリーン・マイル』と
スティーブン・キング原作三連発!
ところで、『スタンド・バイ・ミー』は
原題が『死体』とタイトル全然違うことで有名です。
そこで、洋画好きならちょっと注目したい
邦題と原題について調べてみました。
『スタンド・バイ・ミー』の和訳と原題
映画『スタンド・バイ・ミー』。
原題は『THE BODY』。
「死体」という意味です。
(原作のタイトルで、映画自体は『Stand by Me』)
映画の内容も死体を探しに行く少年の話ですし、どっから『スタンド・バイ・ミー』という言葉が出てきたのでしょう?
同名の曲がテーマ曲として使用されていますが、曲の『スタンド・バイ・ミー』が先にできています。
1961年ですね。
そして、映画で1986年に使用されたことで、再ヒットを果たしています。
曲のタイトルを、そのまま映画のタイトルにしたんですね。
「スタンド・バイ・ミー」の和訳はいろいろありますが、この映画に関しては、「そばにいて」が一番しっくりくるように感じます。
「思い出の中だけでも、心だけでも、そばにいてくれ」みたいな。
直訳は「私のそばに立て」ですが、「一緒にいて」とか「そばで支えて」と訳されることが多いですね。
原題と邦題が違いすぎる映画たち
海外の映画を見るとき、邦題と原題を比べると作品のストーリーが違って見えてきて面白いなーと思います。
例えば、ディズニー最新の『ベイマックス』。
原題は『ビッグヒーロー6』。
原作コミックがそのまま使われています。
前者は「ベイマックス」が物語のメインですが、後者では「6人の友情ストーリー」のようなイメージに変わります。
(観た感想はこちら ⇒ 「ベイマックス」見るなら字幕よりも断然吹替え!!)
まあ、これはディズニー映画に邦題をつける時の基本的なルールがあってメイン登場人物の名前が必ず入ることになってるからでしょうけど。
タイトルを見て、内容が想像できるようにしているそうです。
例えば、大ヒットした『アナと雪の女王』(Frozen)、
『カールじいさんの空飛ぶ家』(Up)、
『塔の上のラプンツェル』(Tangled)といった具合です。
他に、これは良い邦題と思ったのが
・『きみに読む物語』(The Notebook)
一気にロマンチックになります!
・『戦場にかける橋』(The Bridge on The River Kwai)
ほとんど一緒ですが、クウェー川より戦場の方が意味的にもあってる気がします。
・天使にラブソングを(sister’s act)
シスター = 天使 っていう発想と、あえて、シスターにラブソング!
センスの良さが素晴らしいです。
邦題をつけるのは誰?
気になるのは誰が邦題をつけているのか?
映画によっては、そのままカタカナにしただけとか割りと多いですが、
(変なタイトル付けられるより、よっぽどいいですけど。)
日本人の感性に響くような、素晴らしく文学的な邦題だったり、センスの光る秀逸な邦題をつけているのは誰なのでしょうね?
基本的には、映画の配給会社にいる担当者が決めるそうです。
映画の制作会社によっては、邦題をつけることを禁止している会社もあるようですが・・・。
その国ならではのタイトルをつけることは、外国でもフツーにあることで。
例えば、ジブリの名作『紅の豚』は、英語版では『Porco Rosso』。
英語じゃなくてイタリア語!?
だけどすごくあってる!!と思いました。
雰囲気はよく伝わりますね。
こうしてタイトル比較してみると面白い発見もありますし、
少しは英語の勉強にも役立つ?のでオススメです。
ただ、今回NHKのBSプレミアムでの映画で
『ショーシャンクの空に』『スタンド・バイ・ミー』と来たら『ゴールデン・ボーイ』も放送して欲しかったな・・・と個人的にちょいがっかりです。
あんまり知名度高くないせいですかねー。
それとも内容がアレだからですかねー。
興味ある方で、サスペンスホラーとか平気な方はぜひ、ご覧ください。
同じスティーブン・キング短編小説、『恐怖の四季』原作の作品ですので。
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