黄色いパパイヤは正直苦手・・・。
そんな人でも、青パパイヤなら食べられるかもしれませんよ。
青パパイヤは未熟な状態のパパイヤ。
果物と言うより、野菜的な扱いをされている食材です。
タイ料理の定番「サラダソムタム」に代表されるように、生でサラダにしてもシャキシャキ触感で美味しい!
炒め物や煮物にも使えます。
消化酵素「パパイン」を始め、栄養素も希少なビタミン・ミネラル豊富。
古来日本で「万寿果(まんじゅか)」と呼ばれていたほどの、優秀食材です!!
(トップ画像:http://www.shima-girl.com/girlnews/1757)
長寿の実「万寿果」と称されるパパイヤ!
パパイヤは、熱帯地方で栽培されている果物です。
日本だと、沖縄県に自生しています。
タイやフィリピンなど、東南アジアでは大根並みに常用される食材。
完熟した黄色いフルーツ状態のものから、青の未熟状態、ドライフルーツなど様々な形で食べられています。
日本で売っているパパイヤは、9割が輸入品。
というのも、パパイヤの木というか茎は、柔らかくて折れやすいんですね。
その為、台風なんかですぐ倒れてしまいます。
倒れたパパイヤの木は腐敗してダメになってしまうため、日本では安定生産が難しいのです。
ですので、栄養たっぷりなパパイヤも、日本では輸入果物のイメージが強く、常食されていないんですね。
台湾や香港などでは、果物として食べることが多く、
タイやフィリピンでは、青い未熟状態を野菜として使うことが多いです。
パパイヤの栄養成分
青パパイヤ | 完熟パパイヤ | |
エネルギー(kcal) | 39 | 38 |
タンパク質(g) | 1.3 | 0.5 |
カルシウム(mg) | 36 | 20 |
マグネシウム(mg) | 19 | 26 |
カリウム(mg) | 190 | 210 |
ナトリウム(mg) | 5 | 6 |
銅(mg) | 0.03 | 0.05 |
亜鉛(mg) | 0.1 | 0.1 |
リン(mg) | 17 | 11 |
ビタミンC(mg) | 45 | 50 |
葉酸(μg) | 38 | 44 |
パントテン酸(mg) | 0.55 | 0.42 |
完熟・未熟で大きな差はありませんね。
どっちにしても、ミネラルやビタミン類を多く含んでいる果実なんですね。
それゆえ、長寿の果物として「万寿果(まんじゅか)」と称されています。
さらに、近年では青パパイヤの抗酸化作用も注目が集まっています。
抗酸化作用、つまりアンチエイジング効果ですね。
青パパイヤのパウダーについては、健康飲料のノニジュースと比べて「総抗酸化能が約60倍」とも言われています。
美容食材として、業界ではかなり熱い果物なんですね!
消化酵素「パパイン」で痩せるメカニズム!
パパイヤで特に熱い注目を浴びている成分が「パパイン」!
「パパイン」は消化酵素の一種で、タンパク質を分解します。
ですので、肉料理にパパイヤを使うと、お肉が柔らかくなるとされています。
また、消化酵素ですから、食べた時の消化吸収を助け、胃もたれしにくくしてくれます。
それに、パパイン酵素はダイエット食品の他、洗顔料やピーリングにも使われていますね。
ですが、パパイヤのすごさは、それだけじゃありません。
「タンパク質分解酵素」の他、「糖質分解酵素」「脂肪分解酵素」も持っているんです。
この3つの酵素、全てを有している果物はパパイヤだけ。
植物酵素の王様とも言われています。
酵素ダイエットなんて言葉があるように、酵素を摂ると痩せる!とされています。
でも、なぜ痩せるかご存知ですか?
酵素には「消化酵素」と「代謝酵素」があり、どちらも体内で生成可能です。
その他に、食品がもつ「食物酵素」があります。
消化酵素で有名なのは、唾液に含まれるアミラーゼ。
学校で習いましたよね。炭水化物を分解する消化酵素です。
消化酵素も代謝酵素も、わざわざ食品から摂らなくても体内で生成できるのです。
しかし、食べ過ぎたり、加齢などにより酵素を作る力が弱くなります。
そこで、食物酵素で消化酵素の役割を補います。
そうすれば、酵素を作る力を代謝酵素を作るのに使えるため、体内の代謝が促進され痩せるわけですね。
青パパイヤダイエットの効果的な方法!
青パパイヤ料理で有名なのが、タイのサラダ「ソムタム」。
タイの航空会社では、フライトアテンダントは体重により配属先が決まるそうです。
そこで、体重測定の一ヶ月前からソムタムダイエットで、痩せようというわけです。
数あるダイエット法の中でもこれが一番効果があるんだとか。
この情報により、日本でも青パパイヤのダイエット効果が注目を浴びつつあります。
では、具体的にはどうしたらいいのでしょうか?
実践者のブログを読み、要点をまとめてみました。
①朝食を青パパイヤを含んだスムージーにする。
基本的に、これだけ。
あとは、普通のダイエットとなんら変わらず。
食べる物や順番を、低GI(血糖値が上がりにくい食品)優先にしたり、
昼食や夕食も、可能なら青パパイヤ料理を取り入れるといった具合。
それで、1か月で、-3.4kg、-3.6kgといった結果が出たそうです。
(参照元ブログ:http://ameblo.jp/yukkysnowy/entry-12175449456.html
http://ameblo.jp/reini-w/entry-12175852096.html)
特にウエストが10cm減ったというのは、大きいですね!
青パパイヤは、スムージーの他、ヨーグルトに入れたり、サラダ、野菜炒め、ピクルス、カレーなどにしていました。
効果に個人差はあるでしょうが、ウエストがそんなに減るなら試してみたいですね。
やっぱ、脂肪分解酵素の働きが大きいのでしょうか?
酵素ダイエットは、サプリメントやジュースなど、いろいろ販売しています。
しかし、日本の加工品は基本的に80度以上の加熱処理が義務付けられているので、酵素が本当に壊れず残っているのか甚だ疑問です。
それよりは、フレッシュな野菜や果物を生で食べたほうが、確実性は高いと思いますね~。
青パパイヤ、入手難しそうですが、旬の夏ならできそうなので、試してみたいものです。