TBSドラマ『重版出来!』。
小学館の同名漫画が原作なんですが、登場人物に「五百旗頭 敬」という名前の人がいるんです。
オダギリジョーさんが演じるんですけどね。
漫画のビジュアルに寄せていて、しかもイケメンで、素敵なんですよね~。
で、「五百旗頭」という名字、非常に珍しいと思いました。
作者はどっからこの名前をつけたのか?
何か意味があるのか?
いろいろ調べてみたら、へ~、ふ~ん、そーだったんですね~。
五百旗頭 姓の由来・意味
日本で「五百旗頭」さんが住んでいるのは、ほとんど関西。
兵庫県、大阪府、京都府、奈良県にいらっしゃるそうです。
全国の「五百旗頭」さんの人数は、
約190人。
日本人口が約1億2700万人(2013年)ですから・・・わ~少ない。レアな名字です。
全国の名字ランキングでは 22,060位だそうです。
日本の名字は10万種類以上あるらしいので、低いっちゃ低いんでしょうけど、うん。
「いおきべ」という名字は、日本書紀にも記録があるほど、古い歴史ある名字だそうです。
「廬城部」「五百木部」といった文字が当てられていたんですって。
で、「五百木部」が「いおきべ」「いふくべ」と2種類の読み方があるとのこと。
「いふくべ」は「伊福部」と表記されるようになって、天火明命の子孫、鳥取の氏族なんですって。
一方、「いおきべ」は「五百城部」「五百木部」と表記されるようになった、と。
景行帝皇子五百城入彦命の御名代部という、よく分からないけどスゴイ由来があるんですね。
で、戦国時代とかその辺りで、当時の武将が
勇ましい文字を使いたい!
と思い、「五百旗頭」という字に変えちゃったんだそうでうよ。
あ~~、分かる分かる。
すっごい、武将っぽい名前ですもんね。「五百旗頭」。
『重版出来!』五百旗頭という名をつけた理由!
漫画『重版出来!』の五百旗頭さんは、クールだけど中は熱いナイスガイ!
武将かと言われれば、どうかな~。
部決会議(発行部数決定会議)の勝負スーツの辺りは、武将感ありますけどね。
では、作者の松田奈緒子先生はどうして「五百旗頭」という名前をつけたのでしょうか?
やっぱり、みんな疑問に思うところなんですね。
ちゃんとインタビューにありました。
インタビュアー「珍しい名前で気になっていたのですが、登場人物のひとり、五百旗頭(いおきべ)さんの名前の由来はありますか?」
松田先生「新聞とか雑誌とかを読んでいて「なんじゃこの名前!」っていう苗字を、ストックしているんです。」
「やっぱりこう、名前が印象的でないとキャラクターに色がつかないので。全部同じ名字というわけにもいかないですし。
ただ、五百旗頭さん、ネームを描くときにめんどくさいということに、この間気がついたんですよ(笑)」
(引用:http://www.mishimaga.com/hon-watashi/091.html)
日常からそういう材料をストックしているんですね。
何かを創作する人は、毎日見ている世界がちょっと違うんですね。
あ、違うか。すべての人は見ている世界が違うんですよね。
けど、こういう視点の違いを知るって、すごく参考になります。
なるほど、なるほど。
あと、やっぱり松田先生の人間性も出てますよね、インタビューに。
漫画のイメージとぴったりです(^^)
ドラマ『重版出来!』のオダギリジョーさんのビジュアル見た時は、びっくりしました。
漫画のまんまじゃん!
これは、ドラマへの期待度がうなぎ上りです。
TBSドラマ『重版出来!』は火曜日、夜10時~。
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