グライダーは動力なしで飛ぶ航空機です。
こう聞くと、じゃあパラグライダーやハンググライダーみたいな感じをイメージするかもしれませんね。
エンジンはないんですが、見た目は小さい飛行機みたいなので、ちゃんと人が乗って操縦するんですね。
着地も車輪やそりを使ってする、まあ、知らない人が見たら小型飛行機に見えますね。
グライダーはどうやって飛ぶのか
エンジンを積んだ、モーターグライダーと呼ばれるものもあるそうです。
が、今回は動力なしのグライダーについて。
エンジンがないのに、どうやって空を飛ぶのか?
簡単にいえば、グライダーは紙飛行機みたいな飛び方をします。
高いところからゆったりと降りる形で、長く飛んでいられる飛行機です。
でも、エンジンがないので、最初に高いところまで上げてもらわなくてはいけません。
離陸の仕方は2種類あります。
一つは凧揚げのように、大きなウインチという糸巻きを使って引っ張り上げる方法。
もう一つが他の飛行機にロープをつけて、引っ張ってもらう方法です。
離陸後は上昇気流を使って高度を回復させながら、長く自由に空を飛ぶことができます。
トンビが羽を広げたまま、羽ばたきをせずに空を飛んでいるのと同じ原理です。
グライダーは誰でも運転できるのか?
グライダーは日本の航空法で定められている「航空機」です。種類は「滑空機」ですね。
グライダーを自分で操縦するためには、以下のライセンス・資格が必要です。
・自家用操縦士技能証明 滑空機 上級
・航空身体検査証明
・航空特殊無線技士、もしくは上級資格の航空無線通信士
最初に、航空身体検査を受けて、国土交通大臣から「操縦練習許可書」を取得します。
そのあとは、民間のスクールやクラブで練習、実地試験を合格して「自家用操縦士技能証明 滑空機 上級」を取得します。
「航空特殊無線技士」はスクールで受講できるところもありますし、独学で試験を受けてもいいです。
費用は日本航空協会によると、
国内のグライダークラブで操縦ライセンスを取得し、国内のクラブで飛行する場合
ライセンス取得=60~100万円程度
クラブに所属する入会金・年会費など=10~15万円程度
週末に飛行する費用
グライダー=30分あたり、7,000円~1万円程度
モーターグライダー=1時間あたり、1万5,000円~3万円程度
(引用:http://www.aero.or.jp/koku_sports/guide/glider.htm)
けっこうしますね。
あと、海外、主にアメリカとかでライセンスを取ることもできるそうです。
自分で操縦して空を飛べたら、気持ちいいでしょうね~。
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