岩手県の人にとっても、希少な豆腐なんじゃないでしょうか・・・。
岩手県盛岡のデパートで、偶然買った「嵯峨とうふ」。
これが、激うまで!
何で一丁しか買ってこなかったんだろう・・・と後悔するほど。
調べてみたら店頭販売は無く、町の小さな豆腐屋さんが1人で作っているということで、なかなかに入手困難の品だったことが判明!
Yahooや楽天には、当然売ってないですしねぇ。
ネット通販あるかな~と探してみたら、ありましたよ!
(トップ画像:http://www.toranomon-ichiba.com/)
嵯峨とうふのお取り寄せはここだけ!
嵯峨とうふは、岩手県久慈市山形町の「嵯峨豆腐店」さんで製造しています。
昭和32年創業。ずっとツナおばあちゃんが作り続けていましたが、孫に引き継がれました。
現在の店主は2代目になります、嵯峨大介さん。
おばあちゃんの豆腐の味を絶やさないために、脱サラしてお店を継いだそうです。
こういう若い職人さんは、ぜひ応援したくなります!
一方、家族経営の小さなお店。
大量生産が難しいのは、たやすく想像できますね。
しかも、こだわり国産大豆に、使用量も通常の2~3倍ときたもんだ!
これは、入手困難そうです。
店頭販売はしていないということで、直接買うなら盛岡市のデパート「川徳」さんに行くしかないですかねぇ・・・。
週に1回、火曜日か金曜日に卸しているそうなので、あるかどうかは運しだいかもしれません。
ネットでのお取り寄せは、「虎ノ門市場」だけしか見つけられませんでした。
(※虎ノ門市場で検索する時は、「嵯峨豆腐」で探してください。「嵯峨とうふ」では商品が見つかりませんと表示されます。)
「揚げ豆腐」と「がんもどき」は、デパートでは見なかったですね。
ネットだけなんでしょうか?食べてみたい・・・。
嵯峨豆腐店さんのホームページ(https://saga-tofuten.webu.jp/)もありましたが、まだそこまで手が回らないようです。
でも、変にこなれたネットショップみたいなのより、素朴な感じがいいですよね。
広く知れわたって欲しいような、ひっそり頑張ってほしいような。
追記:豆腐屋さんのページが閉鎖されちゃいました。残念。
嵯峨とうふのすごいとこ
ここからは、嵯峨とうふの素晴らしさを、精一杯の言葉で伝えていきます。
嵯峨とうふの、何がこんなに美味しいのかって?
圧倒的、大豆感です。
私が食べたのは、しっかり固めの木綿豆腐。
豆の味がしっかりしていて、噛むほどに風味が口に広がります。
豆腐の味を噛みしめたのは、初めてでしたよ。
嵯峨とうふに使われているのは、岩手県産のミヤギシロメとナンブシロメという大豆だそうです。
(って、ご本人がミクシィに書いてました。)
国産大豆って高いし生産量も少ないのに。
それも、一般的なお豆腐の2~3倍量を使っているわけですから、濃厚なんですね。
にがりも、最小限に抑えているから、ぜんぜん苦みは感じませんよ。
それに、北の地方で育つ大豆は寒さゆえに糖分が高いらしいです。
大豆が持つ甘みが、存分に引き出されているんでしょう。
もう、本当に美味しかった!
嵯峨とうふは3種類、販売されているそうです。
青豆を使った、「濃いもめん青」。
普通の丸大豆で作る、「濃いもめん」。
紅大豆を使った、「薄紅のあんな」。
紅大豆は山形の在来種という、レア大豆です。
3種類のお豆腐は、それぞれ薄っすらと色が違います。
大豆が持つ色素なので、本当に薄っすらですが、それがまた美味しそうですよ!
嵯峨とうふはどう食べたら美味しい?
嵯峨とうふは生で食べても、素材の味が強くて美味しいです。
ですが、あえて濃い味付けの料理にしても、めちゃめちゃ美味しいです。
豆腐の味、豆の味が負けない・消えない!
むしろ、相乗効果で美味しさが増します。
冷ややっこや湯豆腐で、大豆感を楽しむも良し!
しっかり固めなので、麻婆豆腐にしても美味しかったですよ。
揚げ豆腐にしても良さそうですが、シンプルに味噌をつけて焼く田楽でも良さそうです。
とにかく、豆の味がすごくしっかりしていますから!
久慈と言えば、「あまちゃん」の舞台にもなった地域。
嵯峨とうふをお取り寄せして、岩手にもそっと思いを馳せてみてください。
岩手、頑張ってますから!