ニキビダニって、名前が嫌ですよね。
顔ダニともいって、人間誰しも顔に飼っているダニなんだそうです。
名前からして、ニキビの原因になる悪いやつかと思ったら、そうでもないんで上手く共存していきましょう。
ニキビダニとは?
成人には、ほぼ100%の確率で持っている「ニキビダニ」。
「顔ダニ」「皮膚ダニ」とも呼ばれる、毛包虫という肉眼では見えないくらいちっちゃな虫です。
自分の顔に虫が住み着いているなんて、考えると気持ち悪いですね~。
でも、大人なら誰でも100%持っているんで、まず間違いなく私の顔にも存在しているのでしょう。
ニキビダニは、毛穴の奥に住み着いていて、エサは皮脂などです。
顔の中でも、眉毛やまつ毛など大きく太い毛と毛穴の周りにたくさんいるらしいです。
夜行性で、夜寝ている間に毛穴の奥から出てきて、皮脂や顔の汚れをパクパク食べます。
そして、皮膚の上で排泄物を散らかしたり、死んで死骸になったりします。
なんて奴らだ!
ニキビダニの存在は必要か?
こうして書いていると、殲滅した方がいいんじゃないかと思っちゃいますが、彼らの存在は人間にもメリットがあります。
皮脂を食べて、肌を弱酸性に保つというお仕事をしているんです。
肌を健康な状態に保つ為には、必要不可欠な存在なんだとか。
ちなみに、生まれたばかりの赤ちゃんには、ニキビダニはいないそうです。
頬ずりとかすると簡単に移るので、多分ホントの生まれたての赤ちゃんだけでしょうね、いないのは。
人間は様々な菌と一緒に生きていて、赤ちゃんは菌を取り込むために何でも口にしようとするんだとか。
そうやって、菌などの目には見えない微生物を取り込むことで、体を強くしてるんだそうですよ。
だから、菌や虫が顔や体内にいるといっても、当たり前。
むしろ、いないと不健康な状態なんですね。
ニキビダニの被害
通常、無害なニキビダニですが、増えすぎると害になります。
「ニキビダニ」と呼ばれるだけあって、過剰発生すると赤みや痒み、プツプツとした発疹の原因となります。
大量発生したニキビダニは、皮脂や油分を食べ排泄したあと、その排泄物を足に絡めて毛穴に帰ります。
で、毛穴に汚れが詰まって、ニキビができちゃうというメカニズムなんだそうです。
特に、夜行性で皮脂や油分をエサとするため、夜化粧したまま寝たりしたら、ニキビダニ増殖します。
化粧品って、油でできてますから。格好のエサです。
あと、副腎皮質ステロイド剤なんかもニキビダニ過剰発生の原因になりやすいそうです。
「ニキビダニ」と共存するには
朝起きたら、洗顔すること。
夜は必ずメイクを落とすこと。
これが、大事です。
フランスの昔からの美容法に、「洗わない洗顔」があります。
石けんなどで顔を洗わず、ミルククレンジングなどを塗って、コットンで拭いたりする方法です。
芸能人でも、洗わない洗顔している方いますね。
真似したくなりますが、個人的にはオススメできません。
特に脂性肌、混合肌の方は。
顔に皮脂や油分が多く残ってしまうからです。
そもそも、皮脂分泌が多いからエサが多くて、ダニも多いはずなのに、洗わなかったら助長しちゃいますね。
で、朝は朝で、夜の内にダニがいっぱい活動しているから皮膚が汚れているはずです。
私は混合肌で、「洗わない洗顔」やってた時期もあります。
夜のクレンジング(ミルクタイプ)のみで、あとは全部水ですすぐだけ。
1年くらいやって、やめました。効果実感できなかったんで。
むしろ、ちっちゃいニキビがポツポツあって、顔が赤っぽいと言われてました。
まあ、若かったってのもあるかもしれませんけどね。
「ニキビダニ」に限らず、ヒトの体内外にいる微生物たちと上手く共存していきたいものです。
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