来日して話題のヒゲの歌姫、コンチータ・ヴルストさん。
歌唱力もスゴいんですが、どうしても外見に注目しちゃいますね。
性別というか身体的には男性で、女装しているのですがヒゲは本物だそうです。
どうして、ヒゲの女装で歌うのか、理由がまた深いような、とにかくスゴいインパクトです。
コンチータさんの本名とプロフィール
本名:トーマス・ニューワース(Thomas・Neuwirth)
(※ニューワースは英語読みで、ドイツ語よみはノイヴィルト。
日本ではニューワースという記事のほうが多いみたいです。)
生年月日:1988年11月6日
出身:オーストリア(ドイツ語圏です)
同性愛者という理由で、幼少期からいじめにあうことが多く
学生時代はトイレに行くことすらためらうほどだったそうです。
元々はトム・ヴルスト名義でミュージシャンとしてオーストリア国内で活動。
2011年にオーディション番組にコンチータの名前で出演。
一躍脚光を浴び、2014年に「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」という
ヨーロッパ国別対抗歌謡祭で見事優勝し世界的有名人になりました。
コンチータという名前は、キューバ人の友人につけてもらったもの。
女装にヒゲというインパクトある姿ですが、
本人は超イケメン。実はあのロングヘアはウィッグだそうです。
ヒゲは本物とのこと。
なぜ、綺麗な女装姿に、わざわざ男性らしいヒゲを生やしているのかといえば
「どんな姿をしていても受け入れてもらえる、ということを示したいだけ。
やってはいけないことなんてないの」
という強いメッセージを発信するため。
トランスジェンダーを世の中がもっと寛容に受け入れて欲しいという願いがこめられているんですね。
ちなみに、本名のトム・ニューワース自身としては、
手術して完全な女性になるつもりはないそうです。
「ヴルスト」という名前にも意味があり、ドイツ語ではソーセージの意味。
「Das ist mir doch alles Wurst」(私にとっては、全部ソーセージだ)という慣用句で
「どれも同じ」ということを表すそうです。
白でも、茶でも、ソーセージに変わりはないってことですかね。
コンチータさんが優勝した時のパフォーマンス映像がこちら。
同性愛者として出場に反対の声も上がりましたが
(ちょうどロシアで反同性愛法が成立した頃で)
圧倒的な歌唱力で見事優勝されました。本当に圧巻です。
ファースト・アルバム「コンチータ」も日本発売され
ミュージックステーションにも出演が決まっています。
日本にはオネエタレントも多いですし、是非たくさん出演して欲しいですね。
ちなみに、コンチータさんは結婚しているそうです。
お相手はダンサーのジャック・パトリックさんって方。
男性だそうですよ。
オーストリアでは、同棲している同性パートナーとは、
婚姻関係がない同棲している異性パートナーと同様の権利を認めているそうで
同性結婚自体が完全に認めてられているわけではありませんが
法的な権利制度があるんですね。
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