ねこ駅長として、全国で愛された「たま駅長」が亡くなりました。
御年16歳。人間で言うと80歳以上。
ローカル線の名物駅長としてお客さんを集めた招き猫さん。
会いに行く前に亡くなっちゃったのか・・・。
もう、ねこの駅長さんには会えないのかなぁ、と思ったら
今は、二代目で代理駅長を務めている「ニタマ」駅長さんがいるそうです。
(トップ画像:http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/000200/nagomi/web/nagomi22/tama_panda/index.html)
和歌山県・貴志川線とは?
和歌山県和歌山市の和歌山駅から、紀の川市の貴志駅までを結ぶローカル線。
平成15年に南海電鉄が配線意志を表明し、平成16年から和歌山電鐵が引き継ぎ運営しています。
通称は「わかやま電鉄貴志川線」。
駅数は14駅で、内有人駅は2ヶ所。
地元の足として必要とされながらも、利用者の減少で廃線の危機に立たされました。
ねこの駅長が2007年に誕生し、話題とカワイイさで一躍人気者に。
その集客力で「招き猫」と呼ばれました。
2014年には路線利用者が227万人を記録しました。
しかし会社では、安定した経営のためには、250万人以上の利用が必要だそうです。
もうちょっとですね。
「いちご電車」、「おもちゃ電車」、「たま電車」などのかわいいラッピング電車を走らせたり
写真展に、たまグッズっといろいろな企画でお客さんを楽しませてくれます。
初代・たま駅長!
貴志川線が一躍全国に名を知られたのが、ねこの駅長がいる駅ということでした。
たま駅長は貴志川線貴志駅で駅長をつとめた、三毛猫です。
1999年に、隣の甘露寺前駅で生まれた4匹の内の1匹が「たま」です。
母猫は「ミーコ」というそうです。
ミーコとたまは貴志駅にある小山商店に引き取られました。
残りの兄弟猫たちは、それぞれ引き取られたそうです。
ミーコとたま、それに貴志駅前に捨てられた「ちび」の3匹が、小山商店と倉庫の間にねこ小屋を作って飼われていたそうです。
しかし、2003年に貴志川線が和歌山電鐵へ運営会社が変わりました。
その際、たま達がいたねこ小屋が公道として整備されることになり、立退かなくてはいけなくなってしまいました。
困った飼い主さんが、和歌山電鐵の社長・小嶋光信さんに「猫達を駅の中に住まわせてもらえないか?」と相談したそうです。
そこで、小嶋社長が猫を駅長にすることを思いつき
2007年1月、たま駅長就任。
ミーコとちびは助役に任命されました。
2代目・ニタマ駅長!
2012年1月に、たま駅長の就任5周年記念式典で、「貴志駅長代行兼伊太祈曽駅長」として指名されたのが「ニタマ駅長」。
「たまに似た二番目の駅長猫」ということで、「ニタマ」と名付けられました。
高齢になったたまの、補佐役として愛くるしく接客に努めていました。
公式サイトに、ニタマ駅長のシフトがありますが、たまが亡くなった現在は、基本的には貴志駅にいるようです。
月木がお休み。週休2日制ですね。ホワイト企業(笑)
ちなみに報酬は年俸制で、キャットフード一年分。
たま駅長には、写真や動画でしか会えませんが、ニタマ駅長に会いに、ぜひ一度和歌山県貴志川線に乗ってみたいですね。
シフトチェックしてから行かないと!
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