耐熱容器のメイソンジャーに、彩りよく重ねたサラダが人気の「ジャーサラダ」。
そんな「ジャーサラダ」で食中毒の危険性が懸念されています。
まさか野菜で食中毒に?と思いますが
食中毒の主な原因は細菌。野菜でだって繁殖します。
これから暑くなる季節、食中毒予防に個人でできる対策をご紹介します。
食中毒の原因は?
ジャーサラダについては、こちらをどうぞ。
→『ジャーサラダ』が欲しい!メイソンジャーはどこで買える?ニセモノに注意!!
食中毒になる原因は、細菌の増殖です。
細菌が繁殖しやすい状態というのは、
・細菌のエサがある。(食べ物がある状態)
・湿度がある。(野菜は水分が多い。)
・0度以上~90度以下。(冷凍状態か、沸騰状態以外。)
で、ジャーサラダは野菜(細菌のエサ)をメイソンジャーにつめて密封しただけの状態。
野菜は水分も多いですし、サラダなので冷凍も加熱もしません。
よって、食中毒の危険性が高いのでは~?という声があがっているわけです。
「ジャーサラダ」で食中毒にならないためには?
食中毒予防の原則は、
(菌を)つけない、ふやさない、殺す、です。
まず、菌をつけないように容器をしっかり殺菌します。
(素手は菌が多いので、調理前に手洗いはしてくださいね。)
メイソンジャーの場合、耐熱容器なので煮沸消毒することができます。
ほとんどの菌が煮沸することで死滅します。
煮沸消毒の仕方は簡単です。
①たっぷりのお湯を沸かす。
②メイソンジャーのフタを外してお湯にいれて煮る。
(フタも外した状態で一緒に煮る。)
③100℃ならば30秒間、
90℃以上ならば5分間以上、
75℃以上ならば15分間以上しっかりと煮沸する。
④ザルなどにあげて、自然乾燥。
(布巾でふくと菌が付着しやすいため。)
これで、容器の殺菌は完了です。
あとは、野菜を詰める時の注意点ですが
調理前に手をしっかり洗うのはもちろん、
(爪ブラシを使用するのと、ヒジまで洗えばプロレベルの衛生観念です。)
野菜は洗って水気をきる。(キッチンペーパーでふくとなお良し。)
また、市販のカット野菜はできれば使わず
できるだけ新鮮なものを選ぶこと。
開封したら、早めに食べきること。
(開ければ必ず菌が侵入しますから。)
そして、何より臭いや味が怪しかったら食べないこと!
ついつい、「消費期限5日って本に書いてあったから~」なんて思わず、
自分の鼻と舌を信頼することが大事です。
これは、ジャーサラダに限らず食品ならなんでも。
今は何でも賞味期限や消費期限が表示されていますが
数字に惑わされることなく、自分の五感で判断することも大切です。
(と、調理師時代の経験から思っています。)
コメントを残す