ピクサーのアニメ『ファインディング・ニモ』の続編、『ファインディング・ドリー』。
メインキャストのマーリン(ニモのお父さん)は、木梨憲武さん。
ドリー(健忘症の青い魚)は、室井滋さんと、日本語吹き替え版続投です。
ですが、ニモの声優が、前作では宮谷恵多くん。
2にあたる『ファインディング・ドリー』では、菊地慶くんと変わっています。
日本語吹き替え版の声優って、どうやって決めているんでしょう?
シリーズ物だと、特に声優が変わるときになっちゃいますね・・・。
『ファインディング・ニモ』1と2で声優が変わった理由
『ファインディング・ニモ』が公開されたのは、2003年。
続編『ファインディング・ドリー』の公開は、2016年。
実に、13年も間が空いています。
となると、主要声優陣が変わっていないのに、「ニモ」だけ声優が変わった理由は分かりますよね。
子役が大人になってしまっているから。
事実、吹替えでなく英語版も、マリーンとドリーの声優は同じです。
ニモはアレクサンダー・グールド君が成人し、声変わりしたため交代。
新人子役の、ヘイデン・ローレンス君に変わっています。
日本語吹き替え版では、『ファインディング・ニモ』の時が宮谷恵多くん(当時9歳)。
『ファインディング・ドリー』では、菊地慶くん。まだ8歳の可愛らしいニモです。
ディズニーアニメ、日本語吹き替え版の声優はどうやって決める?
ディズニーアニメの吹替え版って、芸能人の方が演じていることが多いですよね。
あれって、どうやって決めているんでしょう?
声優ではなく、俳優や芸人などの芸能人を起用するのは、話題性のためなんでしょうか?
ディズニーアニメは、制作が始まるとディズニー側から吹替え版声優の審査基準の指示があるそうでうす。
声の年齢感、太さや高さ、演技力、歌唱力など。
日本側でこの基準を元にオーディションし、ある程度絞ります。
その候補の声をディズニー本社に送り、審査してもらうそうです。
となると、日本での知名度や人気は、それほど関係ないんですね。
とはいえ、やはり多くのお客さんを映画館に呼ぶには、ある程度有名人を起用したいというのが本音。
声のイメージがあり、知名度もあって、演技力もあるという実力派を用意しなければいけないわけです。
大変ですね。
ディズニーアニメには、ウォルト・ディズニーが初代ミッキーの声優を務めた時代からの鉄の掟があります。
「キャラクターが本当に存在しているんだ」と思わせる。
そのため、どの国でもミッキーの声は、同じようにミッキーぽい。
ドナルドの、あの独特な声も、世界中で似たような声なんですよ。
(ドナルドの声だけは、特殊な声を出す技があるそうです。それは、ドナルドの声優、日本でなら山寺宏一さんだけが知っているんだとか。)
ここで『アナと雪の女王』の「Let It Go」25か国語バージョンを見てみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=6Qk5Fc1Vdqk
言語が変わっても、違和感ないですよね。
口パクも完璧にあっています。
声優、翻訳、かなりこだわって作ったのが良く分かります。
これが、ディズニークォリティ!
世界最高峰のこだわりですね~。
完成度の高い作品だけを作り続けてきたから、昔の作品を観ても面白いって思えるんですよね。
『ファインディング・ドリー』の公開は2016年7月16日(土)。
その前に、『ファインディング・ニモ』を復習鑑賞しておきたいです(^^)
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