「シルバーウィークはさ、60歳以上の人のために制定されたんだってよ。」
職場のおばちゃんが、謎のトリビアを持ってきました。
「え~、ゴールデンウィークに対しての”シルバーウィーク”じゃないの?」
だいたい、誰が言い出したんですかね?シルバーウィークって。
いつからいつまでを、シルバーウィークというんですか?
その辺を調べてみました。
シルバーウィークとは?
9月の第3月曜日が、敬老の日。
9月23日が秋分の日で、休みです。
この2回の休みと、土日がくっついて4連休以上になった時を「シルバーウィーク」と呼びます。
シルバーウィークが誕生したのは、ハッピーマンデー制度と祝日法の改正が行われてからです。
ハッピーマンデー制度は、国民の祝日の一部を特定の日でなく月曜日に持ってきて、土日月と3連休を増やして国民がレジャーに行って経済活性化みたいな目的でつくられました。多分。
さらに、祝日法第3条の改正で、祝日と祝日の間の平日は祝日にしたため、ゴールデンウィーク以外にも4連休以上の大型連休が登場するようになりました。
2015年のシルバーウィークと、次回
2015年は、9月19日が土曜日、
20日は日曜日、
21日は敬老の日(ハッピーマンデー制度)、
22日は国民の祝日(祝日法第3条)、
23日は秋分の日、
よって、19~23日の5日間が休みです。
24日と25日に有給をとれば、最大で19~27日までの9連休です。
いいですね~。サービス業は、休めません。サービス業休みの日も作ってください(切望)
次、シルバーウィークが来るのは2026年だそうです。11年後ですね。
その次は2032年。さらに6年後です。
それまでに現行の祝日法や暦が変わらなければですが。
シルバーウィーク、由来は?
「シルバーウィークはさ、60歳以上の人のために制定されたんだってよ。」
職場のおばちゃんはそう言いましたが、間違いです。
多分、敬老の日が含まれているから勘違いしたんだと思います。
ゴールデンウィークも、シルバーウィークも、元は映画業界が作った言葉でした。
1950年代に、春の大型連休をゴールデンウィーク、秋の文化の日(11月3日)を含む期間をシルバーウィークとして宣伝しました。
そのうち、ゴールデンウィークだけが定着し、シルバーウィークは忘れ去られました。
その後、ハッピーマンデー制度が導入され、2009年9月に大型連休が登場しました。
その際、三菱ビルテクノサービスが「2009年9月の連休に名前を付けるとすれば?」とのアンケートを取った結果、「シルバーウィーク」が1位だったそうです。
これが、メディアを通じて広まり、業界各方面(特に旅行業界で)使われ定着し始めました。
ちなみに、2位以下は
2位 オータムウィーク
3位 プラチナウィーク
4位 秋休み(秋やすみ)
5位 スペシャルウィーク
だそうです。
ゴールデンウィークに対して、毎年あるわけではないってことで、レア感のある「プラチナウィーク」を使うこともあるそうですよ。
それにしても、どんどん休日が増えますね、日本は。
何気に世界の祝祭日数ランキング3位ですからね!
(1位はコロンビアとインド。ソース:世界年間祝祭日数ランキング)
ゆとり教育やめたんじゃなかったっけ?
休みを増やせば、過労が減ると思ってんですかね?
悪いことではないんでしょうけど、国レベルの休みを増やすと、その分観光地の混雑も増えるんで、各個人バラバラの休みが増えるような施策をとって欲しいです。なにかいい方法はないものか・・・。
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