加齢とともに筋肉量が減り、脂肪が増えてしまう状態「サルコペニア肥満」。
スリムな人でも、気づかずになっている可能性があるそうです。
筋肉が落ちると運動するのが億劫になり、将来は寝たきりなんてことになりかねないとか。
自分でできるチェック方法と、サルコペニア肥満になる原因、改善方法を要チェックですね!
「サルコペニア肥満」になる原因
「サルコペニア」になる原因は、加齢・疾病・運動不足・栄養不良。
骨格筋量の減少に伴う筋力低下あるいは、歩行機能の低下を「サルコペニア」と言います。
さらに、筋肉が減っている上に脂肪がついてしまっているのが、「サルコペニア肥満」。
筋肉が減り、基礎代謝が下がっているため、運動不足で脂肪がついちゃっている状態です。
通常は、40代以降の年配の方に多かった症状ですが、最近は20代、30代の若者にも増えているそうです。
しかも、パッと見太っていない人が、「サルコペニア肥満」になっていたりします。
原因はダイエット!
食事制限で痩せようとしていると、筋肉量が落ちてしまいます。
しかし、そこに多少脂肪がついても、身長と体重から出すBMI(肥満指数)が標準だったりするので、気づきにくいんです。
「サルコペニア肥満」改善・予防方法
「サルコペニア肥満」の改善・予防は、まず運動が有効です。
とかく、現代人は運動不足。
体を動かすような仕事が減ったからですね。
それでも、仕事で疲れていると運動しないから、悪循環です。
疲れた時こそ、運動です。
運動するとアドレナリンが出ますので、空腹感もなくなり、ダイエット効果は大きいです。
体力もつくので、疲れにくくなります。
しかも、運動によってストレス解消されることも科学的に証明されています。
運動は、有酸素運動が有効ですが、まずは自分が続けられそうなものから始めてみるのがいいと思います。
走るでも、歩くでも、縄跳びでも、ジムに行くでも、自転車でも。
いろいろやってみて、続けやすいものを見つけるといいです。
大事なのは、心拍数があがること。散歩でも、ちょっと心臓がドキドキしているくらいになるペースで歩くといいですよ。
食事はタンパク質を多めにし、炭水化物を控えるのがいいです。
炭水化物は血糖値をあげて、体に脂肪をつけてしまいます。
低GI食品と呼ばれるものがおススメです。
あと、肉とか魚とか。
脂肪分はある程度、摂った方が健康にはいいことが分かっています。
特にナッツ類は、一昔前は脂質が多く太ると思われていました。
しかし、最近の研究ではガンや、あらゆる病気のリスクを下げることが分かっています。
もちろん、食べ過ぎれば高カロリーですが。
クルミとか、アーモンド、ピーナッツ、大豆など小腹が空いたときには腹持ちもいいし、おススメです。
「サルコペニア肥満」自己診断方法
「サルコペニア」かどうかを自分で簡単にチェックできる方法があります。
筋肉の衰えが表れやすい、ふくらはぎの筋肉をチェックする方法です。
指輪っかテスト
両手の親指と人差し指で輪を作り、自分のふくらはぎの一番太い部分を囲みます。
この時、両指がついてしまうとサルコペニアの疑いがあります。
このチェック方法は椅子に座り、きちんと両足を床につけて行いましょう。
指輪っかテストは、筋肉量を見る方法です。
サルコペニア肥満の場合、脂肪がついているため囲めないという状態の可能性があります。
そういう場合は、片足立ち上がりテストで筋肉質を見ます。
片足立ち上がりテスト
胸の前で腕組みをした状態で、椅子から片足で立ち上がります。
左右両方やってみて、片方でも立ち上がるのが難しいと、危険信号です。
サルコペニアは現代病ともいえ、若い世代にも多い物。
特にダイエットで食事制限をする女性は、知らない間になっているかもしれません。
やばいな~と思ったら、しっかり肉・魚類を食べて、運動するようにしましょう。
将来寝たきりは嫌ですからね。
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