11月20日スタートのドラマ『ママとパパが生きる理由』は実話をもとにしたと聞いて、
原作どんなのか調べようとしたら、原作者のブログが先に出てきたので
ドラマ見る前に、つい読んでしまいました・・・。
(トップ画像:http://okantoboku.blog.fc2.com/blog-entry-41.html?sp)
『ママとパパが生きる理由』のあらすじ
主演:吉岡柊子 吹石一恵
吉岡賢一 青木崇高
吉岡亜衣 渡邉このみ
吉岡由宇 五十嵐陽向
2児の母・吉岡柊子はある日、乳がん・しかも末期の症状で手術はできないと宣告される。
その夜、夫・賢一に病状を話し、子供たちの為にも、がんと闘うことを決意する。
一方で、賢一も会社で受診した健康診断が再検査となる。
再検査の結果、肺がんと診断。しかも柊子同様、手術はできない状態だという。
夫婦ともに、がんと闘いながら生きる家族の姿を描いた、ヒューマン・ドラマ。
主演の吹石さんは舞台あいさつで、
「旦那さんや子どもたちのために、最後まで諦めなかった姿勢を大事にして、作品に向き合っています」
とコメント。
がんが増えている最近では、身近なテーマを扱った作品だけに期待したいです。
ドラマ原作者のご夫婦は今どうしてる?
原作者のご夫婦ですが、残念なことに奥様は2013年夏に亡くなられています。
奥様のブログを、旦那様が代筆されています。
奥様のブログには、辛い闘病生活と、ちょっとした日々に幸せを感じ、病気に負けずに諦めない姿勢が綴られています。
がんとの闘いは本当につらいもので、抗がん剤の副作用で苦しむ以外にも、日々の生活や周囲との人間関係。
病気で体調が悪い他にも、周りとの接し方や環境で、悩み、苦しんでいる姿がうかがえます。
ネガティブな思いに駆られることも多かったでしょう。
ブログでは前向きに、諦めたくないという想いがたくさん込められていて、心の強い方だったんだということが感じられました。
原作者のブログを読んだ感想
ドラマのネタバレにならない程度に、印象に残った部分をご紹介します。
彼女のブログの「がんになって思うこと」のカテゴリに
『私には夢があります~余命宣告を受けて~』
という記事がありました。
一部、抜粋します。
幼い子供がいる母親が癌になり、余命宣告を受ける
というドラマのシーンを見ました。
彼女の反応はというと…すんなり「半年の命」という宣告を受け入れるのです。
(中略)
みんな余命を宣告されると
すんなりと受け入れて身辺を整理したり家族に手紙を書いたり
やり残したことをやったりして最後は亡くなる。
(中略)
世の中にはこういう人もいるのかもしれないけれど、そうじゃなくもっと
命を諦めず頑張る人もたくさんいるはず。
その結果、余命宣告なんかぶっとばして元気に長く生きてる人、病気を
完治させてしまう人だっている。
そういう話はどうしてドラマや映画にならないんだろう?
そういう話がノンフィクション、または事実を元にしたフィクションで
作られたら、癌闘病中の人たちにとってどれだけの希望になるだろう。
これは、本当にがんになった彼女だから出てきた想いだと思いました。
私はがんなどの大きな病気になったことがないので、想像するしかできませんが。
もしがんになって、そういうドラマがあったら、勇気づけられるかもしれません。
それとも、うそくさいと感じるのでしょうか?
なってみないと分かりませんが、こうやって感情を残してくれた作者さんがいるのですから、他人事だと思わず、定期健診受けて、健康な人生を送りたいなと思いました。
彼女のブログを読んだら、これからドラマを見る視点が変わっちゃいますね。
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