捕鯨は罪か?八木景子監督プロフィールと反証映画「ビハインド・ザ・コーヴ」ダイジェスト

   

ザトウクジラ

世界で問題視される日本の捕鯨文化。

シーシェパードの反捕鯨運動により、和歌山県太地町が追い込まれています。

また日本では2015年に、イルカ漁で世界動物園水族館協会(WAZA)から圧力を受け、やむなく中止しWAZAへ残留する道を選択した苦い経験もあります。

日本の伝統文化は世界に理解されず、残酷な行為として伝わっている現実。

この問題に、「反証」を訴えたのが八木景子監督と映画「ビハインド・ザ・コーヴ(Behind “THE COVE)」です。

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八木景子監督のプロフィール

出生年:1967年(現在48歳)

出身:東京
アメリカの映画配給会社の東京支社で8年間勤務。

2011年3月に退職し、「合同会社八木フィルム」を設立。

 

「Behind “THE COVE”」(ビハインド・ザ・コーヴ)は初の監督作品です。

カナダのモントリオール国際映画祭ドキュメンタリー部門にエントリーされました。

上映後は、質問攻めになったそうです。

それだけ、観た方の関心を惹き寄せたということでしょう。

 

ドキュメンタリー映画「THE COVE」とは

ザ・コーヴ

「ビハインド・ザ・コーヴ」は反捕鯨映画「ザ・コーヴ」(THE COVE)反証映画です。

「ザ・コーヴ」は2009年にアメリカで公開されました。

第82回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した他、米国内の映画賞をいくつも受賞しました。

 

内容は、くじらの町として有名な和歌山県太地町のイルカ漁を隠し撮りし、真実を白日の下に暴くといったドキュメンタリーです。水銀問題も取り上げられていました。海の汚染の話です。

 

いろいろな問題提起よりも、単純なことに

網にかけられ傷ついたイルカ、

血に染まる海、

出演者の涙。

これだけで、なんて酷いことをするんだと思わさせられます。

編集力のすごい作品です。

 

日本では、ほとんど話題になりませんでした。

というか、上映した映画館が少なかったんです。

太地町から、真実でないと抗議がありました。当然ですね。

 

日本人が観ても面白い映画ではありません。

切り貼りした上に、恐ろしげなBGMつけ、捕鯨は悪という偏見に満ちた作品です。客観性に欠けています。

残虐なシーンもありますが、生き物を食べるとはそういうことです。

残酷なことをして生きている。命を頂いているのです。

その文化があるかないかの違いによって、ずいぶん見方は変わると思います。

 

だから、海外、アメリカでは反響が大きかったのでしょう。

賛否両論巻き起こりましたが、アカデミー賞を取っています。

 

八木景子監督が撮った「Behind “THE COVE”」(ビハインド・ザ・コーヴ)は、「ザ・コーヴ」(THE COVE)の「反証」をした映画です。

「捕鯨は罪なのか?」

 

日本での上映は未だ決まっていません。

Youtubeにダイジェストがありました。

これだけでも、伝わるものがあります。

日本の考え、文化、歴史的背景を無視し、今の感情的な正義感で「罪」とするのはおかしいです。

 

是非、日本でも「Behind “THE COVE”」(ビハインド・ザ・コーヴ)を上映して欲しいです。

 

ちなみに、反捕鯨映画なのにイルカ漁ってのが疑問ですが、イルカとクジラの違いは基本的には大きさなんだそうですよ。小さければイルカ、大きいのがクジラ。だから、捕鯨問題というと、イルカが出てくるんですね。

 

捕鯨問題について、日本がしていくべきこと

捕鯨を行っているのは、日本だけではありません。

北欧でも伝統的に捕鯨をしてきた文化があります。

なのに、なぜ日本ばかりが叩かれるのか?

北欧では、捕鯨の文化背景を国外に発信してきました。

自分たちの文化であり、罪ではないと主張してきたんですね。

 

北欧の捕鯨だけではありません。

スペインの闘牛や、ヨーロッパ諸国の狩り、韓国の犬食文化。

動物愛護の観点から、残酷だと叩かれています。

まあ、捕鯨問題と論点は違いますが。

日本人だって、これらの文化に残酷と感じるところがあるでしょう。

当たり前です。歴史も文化も宗教も違うんですから。

しかし、特定の国の文化はOKで、日本のはNOってのはおかしいです。

 

国が違えば、文化も歴史も考え方だって違う。

空気を読むスキルは海外にはありません。

主張すべきところは主張していかなくてはいけない。

それが、グローバル社会です。

一方で、世界に合わせないといけない部分、理解しなくてはいけない部分もあります。

 

今回の2つの映画(ビハインド・ザ・コーヴは観てないんですが。)で強く感じたのは、自分の意見を持つためには、「YES」と「NO」の両方の意見を聞かなくてはいけないということ。

相反する主張、自分が感情的に正しいと思ったことを鵜呑みにせず、違う角度の見方が必ずあるということを忘れてはいけないと思います。

普段、何気なく見ているニュースやテレビ番組、CMですら偏った一片を切り出しているに過ぎないのですから。

自分が見たものは一部であり、全体を見るための一つでもあるということ。

まあ、極によらずに中道を行きたいものですね。

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